九州産業大学と東福岡高校は2024年3月14日、教育に関する高大連携協定を締結した。東福岡高校の生徒には、九州産業大学の科目等履修生として共に受講する機会が設けられる。
九州産業大学は、経済学部・商学部・地域共創学部・理工学部・生命科学部・建築都市工学部・ 芸術学部・国際文化学部・人間科学部の9学部と九州産業大学造形短期大学部を併設する私立大学。
一方、東福岡高校は、学園ビジョン「NEXT HIGASHI 2030」の達成に向けて、積極的な産学官連携を推進する私立高校。現在は男子校だが、学園創立80周年を迎える2025年度を機に、東福岡高校・東福岡自彊館中学校を共学化することが決定している。
両校は3月14日、連携教育に関する協定書を締結し、同日、九州産業大学による高大連携授業説明会を開催。今後、両校では協定に基づき、東福岡高校の生徒が、九州産業大学の科目等履修生として受講できる機会が設けられる。同大の附属図書館や、語学教育研究センターなどの施設も利用可能。
受講科目は、前学期または後学期に開設するプロジェクト型科目や専門基礎科目。科目等履修生選考料および科目受講料は無料。また、科目等履修生として基準を満たした場合には単位に認定され、同大学に進学した際の単位として認められる。
九州産業大学の北島学長は、高校生に向け「授業や大学での学びの基礎となる科目を受講いただくことで、将来を考える一助となることを願う」とコメント。また、高校生との交流について、「本学学生にとっても良い刺激となり、お互い高めあう学びの場が生まれることを期待する」と高大連携への想いを語っている。