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山形大、学校推薦型選抜「小学校教員希望枠」新設

 山形大学は、2025年度(令和7年度)入学者選抜より地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コースにおいて、学校推薦型選抜II(山形県小学校教員希望枠)を導入する。県内の小学校教員を強く希望する者が対象で、現住所や在籍高校の所在地は問わない。

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  • 令和7年度山形大学入学者選抜における学力検査実施教科・科目等について

 山形大学は、2025年度(令和7年度)入学者選抜より地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コースにおいて、学校推薦型選抜II(山形県小学校教員希望枠)を導入する。県内の小学校教員を強く希望する者が対象で、現住所や在籍高校の所在地は問わない。

 学校推薦型選抜II(山形県小学校教員希望枠)の対象となるのは、地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース卒業後、山形県内の小学校教員となることを強く希望する者。高校の調査書の学習成績が一定以上であれば、現住所や在籍高校の所在地にかかわらず出願できる。

 入学した学生には、山形県教育委員会との連携のもと、山形県の教員として求められる資質・能力の向上を目指した特別プログラムにより、卒業後を見据えて指導する。

 選抜は、面接、大学入学共通テストの成績、調査書などから判定。山形県小学校教員希望枠の募集人員は、児童教育コース一般選抜の前期日程と後期日程の募集人員をもってあてる。詳細は、今後公表予定の入学者選抜要項や学校推薦型選抜学生募集要項で確認できるとしている。

 小学校教員の志願者は、全国的に減少傾向にあり、文部科学省の調査結果によると、2023年度(2022年度実施)公立学校教員採用選考試験では、小学校教員の競争率(採用倍率)が2.3倍と過去最低を更新した。山形県の2024年度採用(2023年度実施)山形県公立学校教員選考試験では、小学校教員は約185人の採用見込数に対して、志願者数236人。一次受験者数229人、二次合格者数184人から算出した競争率は1.2倍にとどまっている。

《奥山直美》

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