山形県教育委員会は2023年12月22日、2025年度(2024年度実施)山形県公立学校教員選考試験の変更点を公表した。大学推薦特別選考の推薦枠を拡大するほか、現職教員特別選考の年齢制限を撤廃。小学校対象の一次試験に東京会場を新設する。
2025年度山形県公立学校教員選考試験では、大学推薦特別選考における推薦枠を拡大。各大学が推薦できる各校種、教科・科目の推薦枠について、大学および大学院から計5名まで可能とする。
現職教員特別選考では、年齢制限を撤廃。従来は「50歳未満」としていたが、2025年度採用試験では、一般選考の年齢要件と同じ「1963年4月2日以降に出生した人(2025年4月1日採用日時点で61歳の人)」として、出願要件を緩和する。
試験会場は、新たに東京会場を新設。小学校・特別支援学校小学部を対象校種とする一次試験において、東京都内の大学を実施会場に設定する。実施選考区分は、一般選考、大学推薦特別選考。それ以外の選考区分や二次試験は山形県内で実施する。このほか、一次試験の実施会場が、一部の校種、教科・科目で変更になる。
2025年度山形県公立学校教員選考試験の詳細は、4月中旬に公表する実施要項で確認できる。校種や採用予定数は4月上旬に公表予定。電子申請志願受付は4月中旬から5月中旬、一次試験は7月13日、二次試験は8月27日から29日に行われる。
教員採用試験のガイダンスは、Zoomを用いてオンラインで実施予定。実施日や申込方法は今後、山形県Webサイトで知らせるとしている。