広島県教育委員会と広島市教育委員会は2023年10月、2024年度（令和6年度）公立学校教員採用候補者選考試験結果を公表した。平均倍率は、前年度（2023年度）より0.1ポイント減の3.0倍。名簿登載者数は、前年度より28人少ない906人となった。
2024年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験は、7月15日と16日に第1次選考試験、8月18～20日に第2次選考試験、8月26日に現職教員らを対象とした特別選考があり、9月26日に最終合格発表が行われた。
全体の志願者数は3,037人、受験者数は2,749人、名簿登載者は906人で、いずれも前年度より減少。平均倍率は、前年度比0.1ポイント減の3.0倍だった。
校種・職種別の倍率は、小学校教諭が1.9倍、中学校教諭が4.1倍、高等学校教諭が5.1倍、特別支援学校教諭が1.5倍、養護教諭が6.7倍、栄養教諭が19.0倍。前年度と比較すると、中学校教諭と栄養教諭の倍率が上昇した。
名簿登載者906人のうち、新卒者は536人。過年度卒者は370人で、内訳は臨時的任用職員250人、国公立学校教員44人、会計年度任用職員30人など。出身大学別では、大学の教員養成学部卒232人、その他の学部卒604人、大学院・大学専攻科54人などとなっている。
