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日本人学校の在外教育施設「プレ派遣教師」2次募集、文科省

 文部科学省は2023年11月6日まで、在外教育施設プレ派遣教師(プレ派遣教師)の2次募集をしている。派遣先は海外の日本人学校で、募集人員は若干名。派遣期間は原則として2年間だが、延長を希望する場合は評価などに応じて2年を限度として1年ごとの延長が可能。

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在外教育施設プレ派遣教師(プレ派遣教師)の2次募集
  • 在外教育施設プレ派遣教師(プレ派遣教師)の2次募集
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 文部科学省は2023年11月6日まで、在外教育施設プレ派遣教師(プレ派遣教師)の2次募集をしている。派遣先は海外の日本人学校で、募集人員は若干名。派遣期間は原則として2年間だが、延長を希望する場合は評価などに応じて2年を限度として1年ごとの延長が可能。

 文部科学省は、在外教育施設のさらなる充実を図るため、在外教育施設プレ派遣教師を募集している。職務は、海外に設置されている日本人学校に教諭職として派遣され、児童生徒の教育をつかさどる。日本人学校は、通常、小学部および中学部の併設であるので、必要に応じ小学部および中学部を担当することとする。

 資格として、派遣される年度の前年度の3月31日までに、小学校教諭普通免許状または中学校教諭普通免許状を取得している者であること。原則として、国内における小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程もしくは特別支援学校の小学部、中学部の講師などとしての勤務経験または民間教育機関における義務教育段階の児童生徒に対する集団指導経験がおおむね1年以上あること。応募時の年齢がおおむね129歳以下で、心身ともに健康であり、長期間の海外生活に耐えることができるなど。

 募集人員は若干名。派遣期間は原則として2年間だが、延長を希望する場合には、評価などに応じて2年を限度として1年ごとの延長が可能。派遣される日本人学校が所在する国の事情によっては、ビザや所得税の課税状況などを鑑み、あらかじめ派遣期間の上限が定められている場合がある。

 プレ派遣教師は、文部科学大臣の委嘱を受けて日本人学校における学校運営委員会のもとに所属する職員として処遇される。在外教育施設教員派遣規則に定める派遣教師に準じて、文部科学省の定めるところにより、在勤手当、赴任・帰国旅費(本人)を支給する。健康保険などは本人が手当てする。派遣教師などの相互扶助を基礎に、プレ派遣教師本人の加入を原則としている在外教育施設派遣教師医療補償制度がある。詳細は、海外子女教育振興財団のWebサイトより確認できる。

 応募は、Webサイトに記載されている様式をダウンロードし、必要事項を入力し、電子メールにて文部科学省総合教育政策局国際教育課在外教育施設教職員派遣係まで提出する。提出期限は11月6日午前10時。選考調査票による書類選考、小論文の第1次選考に合格すると、第2次選考のオンライン面接を11月下旬ごろに実施予定。

 合格者は2024年度に在外教育施設に派遣されるものとする。内定通知は12月ごろを予定。不合格者には、2024年2月ごろに通知予定。プレ派遣教師として内定または登録した後に、派遣先などを理由に辞退することはできない。なお、プレ派遣教師は、原則単身で派遣される。同伴する家族がいる場合であっても、国庫補助の対象となる範囲はプレ派遣教師本人のみとなっている。詳細は、文部科学省のWebサイトより確認できる。

《宮内みりる》

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