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教育機関向け支援ツール「respon」AI対策機能を実装

 レスポンは、同社が提供する教育機関向け支援ツール「respon(レスポン)」に、小テストやレポートにおけるAIの不正利用を抑止する機能を実装することを発表した。2023年5月中旬にリリース予定。

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教育機関向けrespon(レスポン)に、AIの不正利用対策機能を実装
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  • 教育機関向けrespon(レスポン)
  • 教員が小テストやレポートごとにAI対策レベルを設定できる

 レスポンは、同社が提供する教育機関向け支援ツール「respon(レスポン)」に、小テストやレポートにおけるAIの不正利用を抑止する機能を実装することを発表した。2023年5月中旬にリリース予定。

 responは、授業中の活用に重点を置いた教育支援ツール。専用のスマ―トフォンアプリと連動したリアルタイムアンケート・出席管理システム等により、授業中の出席確認から理解度確認、小テストやレポート等までの実施が可能。対面授業ではもちろん、一方通行になりがちなオンラインやハイブリッド授業を、双方向の参加型授業に変えるツールとしても利用できるという。

 今回、responにAI対策機能を追加。小テストやレポートの回答画面における学生の操作に対して、教員が複数の制限を設けることができるようになる。たとえば、学生が問題文のテキストをコピーしたり、それを自由記入の回答欄にペーストしたりといった操作について、制限の対象として設定が可能。授業中に出された課題に対してコピーやペーストができないことで、AIツールの利用を抑止する効果があると考えられるという。

 このAI対策機能は、教員がresponで作成する小テストやレポートごとに設定が可能。対策のレベルも複数あり、教員は課題内容にあわせて自由に選択することができる。特に、授業中リアルタイムで課題を出し、その場で回答を得る場合、ChatGPT等のAIツール利用の抑制にもなるという。

 responの利用プランは、学校や学部単位で導入する「エンタープライズプラン」、教員が個人で利用できる「教員向けプラン」、試験的に運用ができる「ライトプラン」等がある。詳細はWebサイトで確認でき、問合せフォームからの問合せも可能。

 レスポン社では、社会情勢や教育現場のリアルな声を受け止め、スピード感をもって新機能を取り込んでいくことで、学生や教職員が安心して利用できるサービスの開発を目指すとしている。

《木村 薫》

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