東京都教育委員会は2023年4月27日、2022年度(令和4年度)条件付採用教員の任用状況について公表した。正式採用とならなかった条件付採用教員の割合は、前年度(2021年度)比0.2ポイント増の4.4%だった。
小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校において2022年度に新規採用した条件付採用教員は、前年度比人705減の2,429人。そのうち、正式採用者は前年度比680人減の2,321人。
2022年度に条件付採用教員となったものの、正式採用とならなかった者は108人。内訳は、「年度途中の自主退職者等」がもっとも多く101人。また、「正式採用『否』の者」が6人で、6人全員が「自主退職者」であった他、「懲戒免職」が1人だった。
条件付採用教員のうち、正式採用とならなかった者の割合は4.4%。人数自体は前年度の133人から25人減少したものの、割合でみると前年度より0.2ポイント増加し、2018年度からの5年間の中でもっとも高い割合となった。