九州大学と沖縄科学技術大学院大学（OIST）は2023年3月27日、学術交流を促進するとともに、テクノロジー、アントレプレナーシップ等、多様な分野における相互の連携を強化していくための包括連携協定を締結したと公表した。
九州大学は、1911年の創立以来、基幹総合大学としてその歴史と伝統に培われた教育と研究を行い、優れた人材を国内外に輩出している。また、最先端の研究や医療、専門性の高い研究成果によって広く社会に貢献している。
一方、OISTは2011年に設立した理工学分野の5年一貫制博士課程を置く学際的な大学院大学。世界最高水準の研究環境の下、国内外の優れた研究者と大学院生が集まり、国際的に卓越した研究成果を創出している。
今回の連携により、九州大学とOISTは研究者、大学院生、事務職員の交流や共同研究等における協力を行う。また、機関出版物および学術情報の共有、研究設備・施設の相互利用、共同研究等に基づく学術情報の相互利用を目指す。
さらに、社会的インパクトのある分野に関する共同会議、シンポジウム、ワークショップを開催。九州・沖縄地域においてイノベーション・エコシステムを促進するプラットフォームの連携を進める。その他、両大学が必要と認める学術交流を行うとしている。
九州大学とOISTは、それぞれの強みや特色を生かした連携・協力関係を構築し、研究分野間の相互刺激や融合により優れた研究成果を創出する他、それを基盤にした社会課題の解決を目指すこととしている。九州・沖縄地域の発展、ひいては日本の経済・社会の発展に貢献していくため、連携・協力して取組みを推進していくという。
