東京大学協創プラットフォーム開発の起業支援プログラム「1stRound」は2023年3月15日、九州大学、慶應義塾大学、早稲田大学等5大学が、新たに参画することに合意した。国立・私立横断型、国内最大規模を誇る13大学共催のプログラムとなった。
「1stRound」は、2017年より東京大学を母体に、起業支援プログラムとしてスタートした。東京大学に加えその後、筑波大学、東京医科歯科大学、東京工業大学、神戸大学、名古屋大学、一橋大学、北海道大学が参画した。ベンチャーキャピタル等による資金調達の支援や、経営人材の育成・発掘、事業連携等のネットワークを共有することで、採択先の事業の垂直立ち上げを目指している。
今回は、九州大学、慶應義塾大学、早稲田大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学が新たに参画し、国立・私立横断型、国内最大規模を誇る13大学共催のプログラムとなった。
日本の大学内は、世界に伍する技術シーズある一方で、早期事業化における支援サポートが十分ではない。1stRoundは、初動を加速させるためのNon-Equity資金支援、その事業価値が算定可能な事業体・スタートアップとなるためのハンズオン支援を行っている。大手企業との協業関係の創出、採択企業とコーポレートパートナー等のステークホルダーを繋げ、双方の知見を生かしたスタートアップ創出等、技術シーズを活用したスタートアップビジネスの促進を目指している。
今後は、大学間での連携、企業との協業・オープンイノベーションを展開、各大学関連ベンチャーの拡大、大学周辺のイノベーション・エコシステムの構築・拡大を目指し、活動を展開していくとしている。