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東京通信大や松蔭大等6校に定員是正を要請…文科省

 文部科学省は2023年3月24日、大学等の学生の入学状況や教員の配備等を調査した2022年度「設置計画履行状況」の結果を公表した。調査対象381校のうち、指摘を受けた大学等は83校。定員充足率の高低を理由に東京通信大や松蔭大等6校に是正を求めた。

教育行政 文部科学省

 文部科学省は2023年3月24日、大学等の学生の入学状況や教員の配備等を調査した2022年度「設置計画履行状況」の結果を公表した。調査対象381校のうち、指摘を受けた大学等は83校。定員充足率の高低を理由に東京通信大や松蔭大等6校に是正を求めた。

 設置計画履行状況等調査は法律に基づき、大学等の教育機関において授業科目の開設状況や、教員の整備、設置計画の履行状況等が計画通りに整備されているかどうかを調査するもの。原則、大学等が開設した年度に入学した学生が卒業する年度までの間、書面調査を実施し、必要に応じて面接調査や実地調査を行っている。

 2022年度の調査対象校数は、国立70校、公立29校、私立282校の計381校1,104学科等。このうち、完成年度後も継続して調査を行った学校は8校。

 調査の結果、設置計画の履行状況に対して指摘が付された大学等は83校。このうち、改善を求められたの大学等は80校、是正が6校、法令違反となった大学等はなかった。

 是正が必要とされた大学のうち、入学定員充足率が低い「松蔭大学」「滋慶医療科学大学」「園田学園女子大学」「せとうち観光専門職大学」「国際高等専門学校」の5校には、定員見直し等を検討するよう要請。一方、「東京通信大学」は平均入学定員超過率が2021年度より上昇し、定員充足率が著しく高いと指摘され、超過是正を求められた。

《川端珠紀》

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