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教師の一体的改革推進事業1次公募4/14まで…文科省

 文部科学省は2023年3月22日、2023年度(令和5年度)教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業の1次公募を開始した。1次公募では現職教員の新たな免許状取得の促進に関する2テーマを募集する。企画提案書の提出は4月14日まで。

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2023年度教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業1次公募について
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 文部科学省は2023年3月22日、2023年度(令和5年度)教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業の1次公募を開始した。1次公募では現職教員の新たな免許状取得の促進に関する2テーマを募集する。企画提案書の提出は4月14日まで。

 教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業は、先導的な教職科目の開発、教員採用、現職教員の新たな免許状取得の促進等に取り組むことで、教師の資質能力の向上と高品質な人材育成を目指す文部科学省の委託事業。

 1次公募では全6テーマのうち、現職教員の新たな免許状取得の促進に関する「免許外教科担任の縮小に必要な教科等に関する認定講習等の開発・実施」「小中学校免許状併有のための認定講習等の開発・実施」の2テーマを募集する。

 委託対象は大学・教育委員会等。コンソーシアム等を組織したうえで事業を行うことも可能だが、その場合は中心となる大学・教育委員会等に委託する。なお、事業の実施にあたっては、事業の事務を担当する組織を置き、委託費の使途等が明朗であるよう留意。事務を担当する組織以外に、事業内容について検討を行うため、外部の有識者や教育委員会、教員等を構成員とする検討委員会を設置すること。委託期間は委託契約の締結日から2023年度末までの間で委託事業の実施に必要な期間。

 事業全体の予算総額は3,560万円程度。1次公募では5件1,000万円程度(1件あたり100~200万円程度)を予定。採択件数については増減する場合がある。また、予算の成立状況等により、事業規模やスケジュール等を変更する場合がある。

 企画提案書の提出締切は4月14日午後5時必着、メールにて受け付ける。提出期限の最終日(4月14日)に提出する場合のみ、メール送信後に公募要領に従い必ず電話連絡する。

 委託先の選定は、客観性、公正性および透明性を担保するため、審査基準に基づき提出のあった企画提案書について審査委員会における書類審査を実施。審査結果は、5月中旬~下旬に企画提案者に通知予定。契約締結は6月中旬以降、順次締結する。詳細は、文部科学省Webサイトから確認できる。
 
◆2023年度「教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業」1次公募
公募期間:2023年3月22日(水)~4月14日(金)17:00必着
テーマ:現職教員の新たな免許状取得の促進に関する以下2テーマ
(1)免許外教科担任の縮小に必要な教科等に関する認定講習等の開発・実施
(2)小中学校免許状併有のための認定講習等の開発・実施
委託対象:大学・教育委員会等(複数でコンソーシアム等を組織する場合も可)
予算:5件1,000万円程度(1件あたり100~200万円程度)予定
委託期間:契約の締結日から2023年度末までの間で委託事業の実施に必要な期間
申請方法:企画提案書をメールで提出(最終日提出のみ電話連絡必須)

《川端珠紀》

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