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理想科学工業と京都市連携「スクリレ」無償提供開始…2024年3月末まで

 理想科学工業は、京都市の公立学校と保護者間の連絡手段をデジタル化し、教職員と保護者双方の利便性向上と負担軽減を図るため、京都市と連携協定を締結。それにともない、学校と保護者をつなぐ連絡アプリ「スクリレ」サービスの無償提供を開始した。

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理想科学工業と京都市連携「スクリレ」無償提供開始…2024年3月末まで
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 理想科学工業は、京都市の公立学校と保護者間の連絡手段をデジタル化し、教職員と保護者双方の利便性向上と負担軽減を図るため、京都市と連携協定を締結。それにともない、学校と保護者をつなぐ連絡アプリ「スクリレ」サービスの無償提供を開始した。

 学校と保護者をつなぐデジタル連絡ツールであるスクリレは、3つのサービスを提供している。1つ目は、学校単位の契約により保護者のスマートフォンに先生からの配布物を届けることができる「スクリレお便り」。2つ目は、出欠や健康観察の報告をデジタルで行うことができる「スクリレオプション」。3つ目は、アプリへの広告費の一部を学校に還元する「スクリレポイント」。

 スクリレの最大の特長であるスクリレポイントは、保護者が広告を任意で閲覧するだけで学校にポイントが貯まり、運動用具や書籍等、学校に必要な教育備品と交換できる仕組み。スクリレはデジタル連絡ツールとしての機能にとどまらず、学校の教育環境の整備を応援するサービスが評価され、1,200校を超える全国の学校やPTA等で導入されている。

 京都市は、人口約145万人を有し、全国でも高い水準の子育てや教育サービスを実施・維持している全国20政令指定都市の1つ。2022年度の2学期から「スクリレ」を含む複数のアプリについて、モデル校で試行導入し比較検討を行った結果、「スクリレ」の導入が決定された。

 理想科学工業と京都市の連携協定の期間は、2023年2月1日~2024年3月31日。内容は、「京都市が指定する対象校(約230校)および対象校のPTAで理想科学が提供するスクリレを利用する」「対象校はスクリレ機能の利用に努め、スクリレポイント活動を推進する」「京都市と理想科学は対象校において実証事業の効果を測定するためのアンケート等を実施し、その効果を分析し評価する」となっている。

 今後は、すべての京都市立小学校・中学校・小中学校(義務教育学校)・総合支援学校の約230校を対象に、スクリレが無償提供されるという。

《いろは》

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