東京薬科大学と明星中学校・高等学校は2022年12月6日、高大接続教育の観点から連携強化を図ることを目的に高大連携協定を締結した。
明星中学校・高等学校は、「和の精神のもと世界に貢献する人を育成する」という教育目標に基づき、充実した国際教育、ICT教育、理数教育のみならず、生徒の探究心を育てるMEISEIアカデミック・ラボや多摩地域の大学と連携したSTEM教育(科学・技術・工学・数学教育)等を通じ、多彩な人材の育成、多様な進路への支援に取り組んでいる。
今回の連携協定の目的は、多摩地域を中心とした優秀な人材の育成、若者たちの将来の夢の実現に向けて、より強固な協力体制を構築していくこと。目的達成に向けて、理系への進学を考える生徒も多く在籍している明星中学校・高等学校に、東京薬科大学が薬学・生命科学という学問分野で積極的に支援していく。
具体的には、「大学で実施される講義、実習や各種講座への中学生・高校生の参加」「教育実習等への支援」「双方で実施される授業等への講師派遣」「高大接続教育への支援」「課外授業等における交流活動の実施」「FD活動等における交流活動の実施」等を計画している。
今後の連携活動としては、東京薬科大学教員による出前授業のための学校訪問プログラムや実習体験プログラム等、双方の教育ニーズを満たすプログラムの提供を通じ、連携を進めて行く予定。
特に、明星中学校・高等学校で行われている、大学と連携したSTEM教育や理科実験等に対し、積極的な協力支援を行うことで、生徒ひとりひとりの興味関心を喚起するとともに、夢の実現に貢献していくとしている。
東京薬科大学の平塚明学長は「今回の協定締結を契機に明星中学校・高等学校との連携をさらに深めるとともに、より学生ひとりひとりの夢や希望を実現できる大学教育を行ってまいりたい」とコメント。
また、明星中学校・高等学校の福本眞也校長は「今後深刻化していく少子化の中で、東京薬科大学と連携できることにとても意義を感じており、本校でもひとりひとりの生徒を大切にしながら、大学生あるいは社会人として通用する人間を一生懸命育てていく所存です」と述べた。