文部科学省は2022年12月7日、Webサイト内の「高等学校情報に関する特設ページ」に新たに2本の動画を追加した。教科としての「情報」の魅力や、情報Iで学ぶプログラミングの魅力について伝えている。
2022年4月から高等学校において新科目「情報l」が共通必履修科目となり、2025年には大学入学共通テストでもプログラミングを含む「情報」が新教科として出題される予定となっている。文部科学省では、4月に高等学校情報に関する特設ページをリニューアルし、コンテンツや項目を見直し。随時、最新の情報を提供している。
今回特設サイトに掲載したのは、解説動画「情報Iってなんだろう?」と「情報I プログラミング[0]コンピュータとプログラミングについて」の2本。特設サイトから文部科学省の公式YouTubeチャンネルにリンクして見ることができる。
「情報lってなんだろう?」では、12年間高校で情報を教えた経歴を持つ東京学芸大学大学院教育学研究科准教授・登本洋子氏を講師に迎え、「情報I」とはどのような教科なのかについて詳しく解説。登本氏は、教科としての「情報」は幅広く学ぶことができ、「情報」を学んでおくといいことがあるということをすべての高校生に自信を持って言えるとして、情報科の魅力について語っている。
「情報I:コンピュータとプログラミングについて」では、国立教育政策研究所調査官や文部科学省調査官等を兼任する田﨑丈晴氏と千代田区立九段中等教育学校の情報科主幹教諭・須藤祥代先生による対談を実施。情報Iの単元に含まれ、今後すべての高校生が学ぶことになるプログラミングについて、「いろいろなことを自分でやってみて、うまくいかなかった時にじゃあどうしよう、と短時間で考えトライできる」ところを魅力の1つとして解説。課題発見、問題解決力に直結する力を養うのはもちろん、純粋に自分で作ったものを他の誰かが「楽しい」といってくれる喜びも味わえる魅力ある教科だと伝えている。
情報科に関する最新情報は、高等学校情報科に関する特設ページにて随時公表する。