レゾナント・システムズは、車内の置き去り防止をサポートする装置のラインアップを拡充し、「車内点検注意喚起放送装置 KMK-810シリーズ“かくにん君”」として販売を開始した。
「車内点検注意喚起放送装置 KMK-810シリーズ“かくにん君”」は、幼稚園バスやスクールバス等の送迎バス、路線バス等のバス乗客降車後の車内点検を音で知らせ、最後部座席までの確実な点検を促す置き去り事故防止システム。
運行終了後は、電源をオフにすることでメインスイッチやキー等とシステムが連動し、車内点検を知らせる放送が始まる。車内後方に設置した赤いボタンもしくは点検ボタンを押すまで、車両後方の装置から繰り返し音声が流れ続ける仕組みとなっており、確実な車内後方への移動と車内点検を促す。
点検ボタンは車内後方座席付近に設置することで、車内の目視確認の漏れを防止することができるという。ボタンのタイプは12V、24V電源に対応し、大型バスからマイクロバス、乗用車まで幅広い車種に対応すべく、3つのタイプを用意。点検ボタンとスピーカーを集約した「点検ボタン一体型」、点検ボタンとスピーカーを分けた「別ボタン型」、自動扉車両向けの「セルフチェック型(別ボタン)」から選ぶことができる。
また、音声仕様は幼稚園バス向け、自動扉車両向け、路線・送迎バス向けの3つ。音声によるわかりやすい案内で、幼稚園バスやスクールバス、路線バス等のドライバーに対して車内点検を促し、命を守るサポートを行うとしている。
放送音声はあらかじめセットされた3、4パターンの音声から選択することが可能。標準音声以外にオプションで希望の音声に変更することもできる。また、音声へのメロディの追加やタイマー放送も可能。
万が一置き去りが発生した場合には、取り残された乗客から車外スピーカーを通してSOSを発信する「SOS警報キット」を2022年12月よりオプションとして販売する予定。ボタンは幼児でも簡単に操作できることを考慮し、押しボタン型を採用。車内の複数個所への取付けが可能となる。取付け工事は全国で対応する。離島については要相談。