チエルは2022年10月28日、語学4技能学習システム「CaLabo MX(キャラボエムエックス)」をMicrosoft Teamsと連携させ、Teamsアプリ「CaLabo Agent」として提供開始したことを発表した。
CaLabo MXは、語学4技能の「聞く・話す・読む・書く」に特化したクラウド型の語学学習システム。聞いた言葉をそのまま話すシャドーイングや、聞いた言葉を書き取るディクテーション、語彙テスト等を行う際の授業運営に必要な機能を提供している。おもに高校・大学の英語等で活用されており、先生に優しい操作性で授業進行をスムーズに行うことができるという。
今回、CaLabo MXをMicrosoft Teamsと連携し、Teamsアプリ「CaLabo Agent」として提供を開始したことにより、Teamsアプリ上でシームレスにCaLabo MXを起動・活用することが可能となった。アプリはマルチテナント版のCaLabo MXで利用できる。シングルテナント版での利用は、別途問合せが必要。
操作については、Teamsのチャネル上にタブとして表示されるため、ウィンドウを切り替えることなく1つのアプリ内で完結。チャネルタブ上には「授業を開始」「出席」「アンケート」「評価シート」等、先生が授業で使う機能の他、生徒側が使用する「Webテレコ」「シャドーイング」「ディクテーション」等、語学学習機能を搭載している。
また、シャドーイング機能では、生徒の発話がそのままテキスト化され、モデル音声と比較して自動採点する仕組み(Azure Cognitive ServicesのSpeech to Text)を採用。自分の発音を視覚的にも確認できるため、練習の成果を実感しやすく、モチベーション向上にも役立つという。
出欠確認は、先生がTeams bot(特定のタスクを入力すると自動で実行するアプリケーション)の投稿欄で行うため、コマンド入力でも可能となる。
アプリの開発には、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)」を採用。日本マイクロソフトの教育機関向けWebサイト「Microsoft 365 Education SSO連携アプリ一覧」「Microsoft 365 Education Teams 連携アプリ一覧」では、CaLabo AgentとCaLabo MXについて掲載している。