プログラミング教育は小学校・中学校で必修化され、2022年4月からは高等学校でも「情報I」が必修化となった。2024年度の大学入学共通テストから「情報」が追加され、今後はプログラミングの知識が必要不可欠な能力となっていく。
2020年12月にスタートしたプロ検は、おもに小学生~高校生を対象としたプログラミング能力の基礎知識を測る試験。2022年6月現在、全国2,000を超える民間教育機関や学校において、複数回の検定を実施。個人のプログラミング能力・技能を可視化できることから、効果的な学習や、指導につなげることができるツールとしても活用が進んでいる。プログラミング能力の共通評価指標CFRPをベースに、言語を問わずプログラミングの概念の理解度を体系的に分析・評価することができ、大学入試の出題範囲もカバーしている。
今回追加されたPython(パイソン)は文部科学省の「情報I」の教員研修用教材に用いられている言語の1つであり、多くの情報Iの教科書でも採用されている他、2022年第1四半期のプログラミング言語ランキング(The RedMonk Programming Language Rankings:January 2022)で第2位に位置する等、プログラミング言語の利用度調査等で常に高い位置を占めている。Pythonに対応したことで、より多くの学習者が普段の学習言語の延長上で公平に受検が可能となった。
Pythonで受検できる最初の検定は、2022年9月5日~11日に実施される。申込みは、8月1日まで。