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スポーツ庁、運動部活動の地域移行に関するシンポジウム5/27

 スポーツ庁は2022年5月27日、運動部活動の地域移行に関する議論を深めるため、オンラインシンポジウムを開催する。傍聴希望者は、Webサイトから申し込む。5月25日正午締切。

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運動部活動の地域移行に関するオンラインシンポジウム
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 スポーツ庁は2022年5月27日、運動部活動の地域移行に関する議論を深めるため、オンラインシンポジウムを開催する。傍聴希望者は、Webサイトから申し込む。5月25日正午締切。

 学校の働き方改革の進展により、運動部活動の指導や大会引率を教師に担わせる体制は継続が困難であり、教師に頼らない指導体制としていく必要がある。特に競技や指導の経験がない教師や指導を望まない教師が、指導に従事する必要のない体制を速やかに整備する必要がある。

 運動部活動の地域移行については、2021年10月よりスポーツ団体や教育関係者が、運動部活動の地域移行に関する検討会議にて議論し、第6回会議(4月26日開催)にて提言案が示された。全58ページにわたる提言案では、2023年度から段階的に休日の運動部活動の地域移行開始し、3年後の2025年度末をめどとする移行目標を設定。

 部活動指導員や外部指導者の配置、指導を望む教師が指導する場合には時間外在校等時間が月45時間、年360時間の上限を超えることがないようにする等の対応を明記。行政や小・中学校等、地域スポーツ団体等が連携し、教師の負担軽減に考慮した適切な指導体制の構築に望むことが示された。

 5月27日のシンポジウムは、これらの提言を踏まえ、運動部活動の地域移行に関する議論を深めるために開催する。登壇者は、柔道家でシドニー五輪金メダリストの井上康生氏、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授の内田良氏、運動部活動の地域移行に関する検討会議座長の友添秀則氏、生駒市生涯学習部スポーツ振興課長の西政仁氏、スポーツ庁政策課長の今井裕一氏。

 傍聴希望者は、5月25日正午までにWebサイトから申し込む。当日の傍聴URLは、メールで送付する。会議の資料や動画は、シンポジウム終了後スポーツ庁Webサイトに掲載予定。

◆運動部活動の地域移行に関するオンラインシンポジウム
日時:2022年5月27日(金)10:00~12:00
会場:オンライン(YouTube)
締切:2022年5月25日(水)12:00
申込方法:Webサイトから申し込む
《川端珠紀》

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