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学校が求める研修テーマ、1位は「観点別評価」

 オンライン学習サービス「Find!アクティブラーナー」導入校に、校内研修等で学びたいテーマを調査したところ、1位は「観点別評価」。2022年度の学習指導要領改訂にともなう喫緊課題であることから、2位「ICT利活用、ITリテラシー・モラル」の約1.5倍の票数となった。

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学校が求める研修テーマ、第3位は「働き方改革」第1位は?
  • 学校が求める研修テーマ、第3位は「働き方改革」第1位は?
  • 大手前高松中学・高等学校 合田意先生
  • 静岡サレジオ中学校・高等学校 山田邦彦先生
  • 鳥取城北高等学校 田中将省先生
  • 愛光中学・高等学校 和田誠先生
 オンライン学習サービス「Find!アクティブラーナー」導入の中学校・高校に、校内研修等で学びたいテーマを調査したところ、1位は「観点別評価」。2022年度の学習指導要領改訂にともなう喫緊課題であることから、2位の「ICT利活用、ITリテラシー・モラル」の約1.5倍の票数となった。

 「Find!アクティブラーナー」は、校内研修の設計や研修運営のサポートを通して、教員育成を支援する学校向けオンライン学習サービス。調査は2022年3月、「Find!アクティブラーナー」を導入している中学校・高校の459校を対象に「校内研修等で学びたい(学んでほしい)テーマ」について、Webまたは電話での聞き取りで実施した。

 校内研修等で学びたい(学んでほしい)テーマ1位は「観点別評価」。特に取組みを進めていくうえで、何から始めればよいか、評価ツール(ルーブリック等)の具体的な作成方法、フィードバックの仕方等に難しさを感じている学校が多く、他校の事例研究を通じて、進め方や実践方法のイメージをつかみたいとのコメントが多く寄せられた。

 2位は「ICT利活用、ITリテラシー・モラル」。GIGAスクール構想により機器の導入が進む中、職員のスキル向上や意識向上、ITリテラシーの具体的な育成方法等、ICTの活用方法に課題を感じている学校から回答が寄せられた。

 3位は「働き方改革」。根本的な理念や時短のための工夫、事例研究等を学びたい等のコメントが寄せられ、特に私立学校からは、今後の教員採用や組織・体制づくりの側面で必須のテーマであるとの意見があがった。

 オンライン学習サービス「Find!アクティブラーナー」は、調査結果をもとに、要望に沿った新作コンテンツを公開。プレミアムプラン(月額997円・初月無料)に登録することで視聴することができる。

 大手前高松中学・高等学校の合田意先生による「観点別評価で生み出す生徒の変容」と題した動画では、観点別評価の意義・事例・設計について解説。関連する各種資料・スライドをダウンロードできる。

 その他、静岡サレジオ中学校・高等学校の山田邦彦先生による動画講義「観点別評価導入に向けた取り組みの紹介」、鳥取城北高等学校の田中将省先生による動画講義「明日からできるICT活用授業~基礎理解、アプリ紹介、授業実践例~」、愛光中学・高等学校の和田誠先生による動画講義「ICTの導入と運用のポイント~心構え、ITリテラシー、校内ICT研修等~」を公開。いずれも、関連する各種資料・スライドをダウンロードできる。

 今後、学事出版発刊の月刊高校教育(8月号予定)に「Find!アクティブラーナー」導入校の事例をインタビュー記事として掲載予定。
《川端珠紀》

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