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コロナ禍における児童生徒の学習保障…取組事例

 文部科学省は2022年3月18日、新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず学校に登校できない児童生徒の学習保障について、小学校・中学校・高校・特別支援学校で実施している取組みを学校の事例ごとにまとめ公表した。

教育行政 文部科学省
「新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず学校に登校できない児童生徒の学習保障についての取組事例」
  • 「新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず学校に登校できない児童生徒の学習保障についての取組事例」
  • ンラインを活用した健康観察・学習指導とプリント等を用いた学習指導の併用
  • Web会議システムの常時接続により、クラスとのつながりを継続
  • Web会議システムの活用により生徒が自宅からオンラインで発表
  • 学習課題を自宅ポストに配布・登校再開後は学習支援員による補充学習を実施
 文部科学省は2022年3月18日、新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず学校に登校できない児童生徒の学習保障について、小学校・中学校・高校・特別支援学校で実施している取組みを学校の事例ごとにまとめ公表した。

 小学校の事例では、福島県・神奈川県・三重県・静岡県・岡山県・島根県・高知県・福岡県の8例を紹介。中学校の事例では、福島県・神奈川県・岡山県・鹿児島県の4例。高校の事例では北海道・岩手県・三重県・静岡県の4例。特別支援学校の事例では東京都2例と北海道1例を紹介している。

 各学校の事例をみてみると、福島県の小学校では、オンラインを活用した健康観察・学習指導とプリント等を用いた学習指導の併用した事例の紹介。神奈川県の小学校ではGoogle Meetの常時接続でクラスとのつながりを継続している事例。岡山県の中学校ではWeb会議システムを活用し生徒が自宅からオンラインで発表する取組みを紹介している。

 その他も、ICT端末の持ち帰りでスムーズな同時双方向の授業配信や、TeamsやZoom等のWeb会議システムや学習支援ソフトの活用例、Google Classroomでの課題提出等、ICTを活用した事例を多く紹介している。

 一方、高知県の小学校では、学習課題を自宅ポストに配布し、登校再開後は学習支援員による補充学習を実施しているという事例を紹介。ICTを活用しない方法で学習を行っている事例も掲載している。

 「新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず学校に登校できない児童生徒の学習保障についての取組事例」は、文部科学省WebサイトでPDF形式で公表している。
《川端珠紀》

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