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SDGsの理解度、正しく理解している教育関係者は24%

 SDGsの意味を正しく理解している割合は教育関係者全体の24%であることが、組織DXが2022年3月15日に発表したデータから明らかとなった。

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SDGsの意味を理解していますか?
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 SDGsの意味を正しく理解している割合は教育関係者全体の24%であることが、組織DXが2022年3月15日に発表したデータから明らかとなった。

 SDGsは、持続可能な開発のために必要不可欠な行動計画。2015年の国連サミットで採択され、2030年までに達成すべき持続可能な開発目標(SDGs)として17の世界的目標と169の達成基準、232の指標で示されている。

 17の世界的目標は、貧困/飢餓/保健/教育/ジェンダー/水・衛生/エネルギー/成長・雇用/イノベーション/不平等/都市/生産・消費/気候変動/海洋資源/陸上資源/平和/実施手段。発展途上国だけでなく、先進国が普遍的に取り組むべき目標であることから、日本でも政府や企業、団体がさまざまな取組みを展開している。

 SDGsの理解度調査は2月14日、宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県のエリアで、教育業に関わる20代~50代までの男女300人を対象に実施した。

 「SDGsの意味を理解していますか」というアンケートでは、「なんとなくは理解している」が60%でもっとも多く、ついで「正しく理解している」24%、「まったく理解していない」は16%だった。

 正しく理解しているのは全体のおよそ2割。「なんとなくは理解している」の割合が多いのは、社会全体でSDGsへの関心が高まりつつある中、教育業に携わる人も自然と耳にする機会が多くなっているのではないかと推察している。

 「正しく理解している」と回答した人を性別でみてみると、男性が34%、女性が14%という結果になり、男性のほうがSDGsへの関心が高いことがわかった。

 さらに年代別でみたところ、30代が33.33%でもっとも高く、ついで40代と50代が同率で23.08%、20代は16.67%であった。個人がSDGs達成のためにできることは些細なことかもしれないが、まずは身近にある課題の解決に努め、今後も生徒がSDGsへの意識を高められるよう導いていってほしい。
《川端珠紀》

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