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立命館大学、世界標準入試システム「TAO」導入

 立命館大学は2022年度より、世界標準モデルの入試システム「TAO(The Admissions Office)」の採用を決定した。2022年度の総合型選抜、帰国生・留学生・英語基準入学試験等で利⽤を開始する。TAOの導入は、国内の大学では10校目となる。

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立命館大学×The Admissions Office
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 立命館大学は2022年度より、世界標準モデルの入試システム「TAO(The Admissions Office)」の採用を決定した。2022年度の総合型選抜、帰国生・留学生・英語基準入学試験等で利⽤を開始する。TAOの導入は、国内の大学では10校目となる。

 世界の大学では「オンラインアプリケーション」と呼ばれるシステムを使用し、願書提出の手続きから選考書類の提出、合格発表まで、入試プロセスを全面的にオンライン化し一括管理することが主流となっている。世界標準のオンラインアプリケーション「TAO」は、⽇英両⾔語対応、志願者が1つのフォームで複数の⼤学に出願できるグローバル対応の⼊試システム。「フォーム作成機能」により、大学の管理者が自ら出願フォームを設定することができるため、変化に対しても時間・コストをかけることなく柔軟に対応でき、日本の大学の実情に即しながら、国内学生の総合型選抜(旧AO入試)や多面的・総合的評価型入試、海外学生の募集に役立てることができる。

 TAOの導入により、入試プロセスのDXを低コストで容易に行うことが可能。シンプルでわかりやすいUI/UXで志願者の出願しやすさを向上させ、国内学生・外国人留学生受け入れの効率化による入試業務の負荷軽減、フォーム作成機能による開発費・保守費の大幅削減といったメリットが期待できる。また、大学と比べて複雑で志願者の負担が大きいため外国人留学生から敬遠される傾向にあるといわれる日本の大学入試の課題解決にも期待が寄せられる。

 先進的な国際教育を推進し、70を超える国・地域から留学生が集まる立命館大学は、今回、多様なバックグラウンドをもつ受験生がよりアクセスしやすい入試を実現するためTAOの導入を決定した。3月10日現在、国内の大学においては、関西学院大学、京都外国語大学、京都先端科学大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、総合研究大学院大学、東京音楽大学、東北大学、早稲田大学、立命館大学の10校が導入。その他、専門学校では九州テクノカレッジが導入している。
《畑山望》

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