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近大工学部、東広島市の中学生に最先端授業を実施

 近畿大学工学部と東広島市教育委員会は、2021年9月30日付けで、小中一貫教育推進事業の「最先端授業」に関する委託契約を締結。市内の中学生に大学教員が工学分野の最先端授業を実施する。

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近畿大学工学部に設置している金属3Dプリンタ
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  • 近畿大学 工学部・大学院 システム工学研究科
 近畿大学工学部と東広島市教育委員会は、2021年9月30日付けで、小中一貫教育推進事業の「最先端授業」に関する委託契約を締結。市内の中学生に大学教員が工学分野の最先端授業を実施する。10月25日には、東広島市立志和中学校の2年生を対象に初回授業を行った。

 東広島市が推進する小中一貫教育推進事業のうち、「最先端授業」について大学が委託を受けるのは今回が初めてのこと。この取組みにより、中学生が最先端の研究に触れる機会を創出し、理系分野への興味関心を育む。

 まずは、2022年度から小中一貫教育を導入する市立志和中学校の2年生を対象に、2022年3月までの半年間に計20時間、「総合的な学習の時間」の中で工学分野の最先端授業を実施する。初回は、10月25日に近畿大学工学部のキャンパスで、金属3Dプリンタ技術の権威である近畿大学次世代基盤技術研究所特任教授京極秀樹氏による授業を行った。

 2回目以降の授業は志和中学校で実施予定。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染予防対策を徹底して実施するとしている。
《桑田あや》

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