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島根県の教員採用、出願1,182人・倍率3.3倍…前年比で増

 島根県教育委員会は2025年4月21日、2026年度(2025年度実施)島根県公立学校教員採用候補者「一般選考試験」および「特別選考試験」の出願状況を公表した。「一般選考試験」の出願者数は1,182人で、倍率は3.3倍。前年度より0.1ポイント増となった。2026年度の採用予定者数は360人程度を見込んでいる。

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出願者数と倍率
  • 出願者数と倍率
  • 特別枠出願者数の内訳(島根創生特別枠)
  • 島根独自の特色ある採用への出願状況(一部)
  • 特別選考試験の出願状況

 島根県教育委員会は2025年4月21日、2026年度(2025年度実施)島根県公立学校教員採用候補者「一般選考試験」および「特別選考試験」の出願状況を公表した。「一般選考試験」の出願者数は1,182人で、倍率は3.3倍。前年度より0.1ポイント増となった。2026年度の採用予定者数は360人程度を見込んでいる。

 2026年度(2025年度実施)島根県公立学校教員採用候補者「一般選考試験」は、前年度より約1か月半以上前倒ししたスケジュールで行われる。出願は2月10日から3月31日まで受付を行い、今回、とりまとめた出願状況が公表された。併願者の第1・第2志望ともに計上した出願者総数は前年度比86人増の1,182人(併願者数33人)、倍率は0.1ポイント増の3.3倍となった。

 校種・職種別の出願者数は小学校344人(前年度比24人増)、中学校318人(同23人増)、高校297人(同7人増)、特別支援学校45人(同11人減)、養護教諭145人(同35人増)、栄養教諭29人(同4人増)。特別支援学校を除くすべての校種・職種で出願者数が増加した。

 校種・職種別の倍率は小学校2.3倍(前年度比0.2ポイント増)、中学校2.4倍(同0.3ポイント減)、高校7.4倍(同0.1ポイント増)、特別支援学校1.8倍(同0.4ポイント減)、養護教諭14.5倍(同3.5ポイント増)、栄養教諭29.0倍(同16.5ポイント増)。

 特別枠の出願では、「島根創生特別枠」に小学校10人、中学校7人、特別支援学校2人が出願。「島根かみあり国スポ競技力向上枠」には高校3人、特別支援学校1人が出願した。そのほか、島根独自の特色ある採用では、「小学校の算数・理科分野で高い専門性を持つ者」5人、「小学校英語教育のリーダー的役割を担う教員」8人、「石見地域・隠岐地域限定採用」小学校10人、中学校26人、高校3人などの出願があった。

 一般選考試験は今後、1次試験を5月17日に実施し、結果を6月4日に発表。2次試験は6月28日から7月11日のうちの指定日に実施し、最終結果を8月6日に発表する。

 なお、30~40歳代の中堅層の不足等を踏まえ、即戦力となる人材を早期に確保するために実施する「特別選考試験」については、小学校4人、中学校9人、高校24人、特別支援学校2人の計39人が出願。このうち、県外正規現職教員は21人で、出願者数は前年度より13人増加した。特別選考試験は今後、5月4日に個人面接による選考を実施する。

《畑山望》

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