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小中高校の自殺者数、過去最多の415人…文科省調査

 文部科学省は2021年10月13日、「令和2年度(2020年度)児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果を公開した。小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は、前年度(2019年度)比98人増の415人で、調査開始以降最多となった。

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いじめの状況について
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 文部科学省は2021年10月13日、「令和2年度(2020年度)児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果を公開した。小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は、前年度(2019年度)比98人増の415人で、調査開始以降最多となった。

 「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」は、児童生徒の問題行動等について、全国の状況を調査・分析することにより、教育現場における生徒指導上の取組みのより一層の充実に資すること等を目的として、文部科学省が毎年調査しているもの。調査対象は、国公私立小・中・高校・特別支援学校、都道府県・市町村教育委員会。

 小・中・高校、特別支援学校におけるいじめの認知件数は、前年度比9万5,333件減の51万7,163件。2014年度以降認知件数の増加が続いていたが、2020年度は全校種で大幅に減少。文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の影響により、生活環境が変化し児童生徒間の物理的な距離が広がったことや、日常の授業におけるグループ活動や学校行事、部活動等のさまざまな活動が制限され、子供たちが直接対面してやり取りをする機会やきっかけが減少したこと等が要因と分析している。

 小・中学校における長期欠席者数は、前年度比3万4,922人増の28万7,747人。このうち不登校によるものは前年度比1万4,855人増の19万6,127人、新型コロナウイルスの感染回避によるものは2万905人だった。不登校児童生徒数は8年連続で増加し、過去最多となっている。

 高校における長期欠席者数は前年度比3,752人増の8万527人。このうち不登校によるものは前年度比7,049人減の4万3,051人、新型コロナウイルスの感染回避によるものは9,382人だった。

 小・中・高校から報告のあった自殺した児童生徒数は、前年度比98人増の415人で、調査開始以降最多となった。自殺した児童生徒が置かれていた状況(複数回答可)については、「不明」が218人で最多。この他、「家庭不和」53人、「精神障害」46人、「進路問題」44人、「父母等の叱責」33人、「友人関係(いじめを除く)」25人等が続いた。
《桑田あや》

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