文部科学省は2021年10月11日、「令和4年度(2022年度)大学入学者選抜実施要項に関するQ&A」を更新した。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた調査書の取扱い等について、新たに4項目を追加し、69の問いに答えている。 Q&Aは、令和4年度(2022年度)大学入学者選抜実施要項について、Q&A形式でまとめたもの。9月10日の公開後、10月11日付の更新で新たに4項目を追加した。 10月1日付の通知「現下の新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた令和4年度(2022年度)大学入学者選抜における調査書の取扱いについて」に関しては、3項目を追加。この通知が2022年度大学入学者選抜に係る取扱いを示すものであることを確認するとともに、2023年度以降については大学入学者選抜実施要項で当該年度の調査書の扱いを通知する予定としている。 調査書の「出席停止・忌引き等の日数」と「授業日数」については、この通知で記載しないとされていることから空欄とする。「3年生の欄のみ記載しないということか」という問いには、「事由によらず、すべての学年の欄について空欄としてください」と回答。すでに記入済みであらためて空欄にすることで新たな負担が生じる場合は、記入してあってもやむを得ないとの考えも示している。 この他、「受験生と接触する可能性のある試験監督者等にコロナワクチンの接種を推奨してもよいか」との問いに対しては、試験場の感染症対策の一環として協力をお願いすることは可能と説明。そのうえで、「ワクチンの接種は強制ではなく、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われることや、医学的な事由により接種を受けられない人もいることを念頭に置いて、接種に際し細やかな配慮をお願いします」としている。 最新のQ&Aは、文部科学省のWebサイトから閲覧できる。