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キヤノンITS、教学マネジメント構築を支援する「in Campus IR」

 キヤノンITソリューションズは2021年11月下旬より、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の新サービス「in Campus IR」の提供を開始する。あわせて、新サービスに関するオンラインセミナーを10月8日に実施。参加無料。事前申込制で、定員は100名。

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 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2021年11月下旬より、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の新サービス「in Campus IR」の提供を開始する。あわせて、新サービスに関するオンラインセミナーを10月8日に実施。参加無料。事前申込制で、定員は100名。

 急激な社会変化にともない、大学では「学修者本位の教育」への転換が求められ、成績評価の信頼性の確保や学修成果の把握・可視化、それらについてのエビデンス(証拠や根拠)を示す必要があるとされている。中でも、中央教育審議会「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」でも取り上げられた、高等教育機関において自大学を客観的に調査・分析する「IR(Institutional Research)」の果たす役割が重要になっている。

 多くの大学がさまざま成果や課題を可視化し、分析するための機能としてIR組織を設置し大学改革を推進している一方、「人手が足りない」「データが散在している」「予算面の確保」といった課題に直面する大学が少なくないという。

 キヤノンITSは、このような課題を解決すべく、教学IR関連のコンサルティングおよびデータ分析に強みをもつシンクベースと協業し、自社の教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」に、新たなサービスとして「in Campus IR」をラインアップ。主体的な学びを促進するための全学的な教学マネジメント構築を支援するべく、サービスを拡充する。

 「in Campus IR」は、大学内に保持されているデータ資産を一元的・統合的に蓄積するデータベースを提供。「基本導入サービス」によるセットアップサービスをはじめ、「データ連携サービス」「ダッシュボード作成サービス」「業務支援・コンサルティングサービス」等の各種サービスを用意し、各大学の環境や用途にあわせて導入することができる。

 さらに、学生個人の学修成果の蓄積・可視化を行う既存製品「in Campusポートフォリオ」と連携(オプション・カスタマイズ)することで「学修者本位の教育」の実現を支援。システム保守、定期的な運用相談やコンサルティングといったサービスを組み合わせることで、継続的な「教学IR」の運用を実現する共想共創パートナーとしてのサポートを目指す。

 なお、「in Campus IR」のサービス提供に先立ち、10月8日にオンラインセミナー「キヤノンITSとシンクベースで支援する大学IR」を開催。第1部では、教学IR業務支援におけるデータマネジメントについて、第2部では、in Campus IRの概要について伝える。対象は、大学内IR関係者をはじめとする教育関係者。参加無料。申込みはWebサイトで受け付けている。

◆キヤノンITSとシンクベースで支援する大学IR
日時:2021年10月8日(金)14:00~15:30
形式:オンライン開催(ウェビナー)
対象:全国の文教関係者(おもに大学内IR関係者)
定員:100名
参加費:無料
申込み:キヤノンITSのWebサイトから申し込む
《畑山望》

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