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【大学入学共通テスト2022】日程や時間割、平均点、得点調整の発表等まとめ(資料集)1/14更新

 2022年(令和4年)1月15日(土)および16日(日)に、2回目の大学入学共通テストが実施される。この記事では、日程や時間割といった基本情報から、当日に向けて発表される重要な情報を随時更新していく。

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  • 令和7年度大学入学者選抜で大学入学共通テスト実施大綱において定める出題教科・科目
 2022年(令和4年)1月15日(土)および16日(日)に、2回目となる大学入学共通テスト(旧 センター試験)が実施される。この記事では、日程や時間割といった基本情報を紹介。さらに、当日に向けて発表される重要な情報を随時更新していく。【1月14日更新(「大学入学共通テスト・大学受験関連の他の記事」追加)】

2023年1月実施の共通テストについてはこちら
contents
◇おもな日程
◇出願状況
◇時間割
◇受験上の注意
◇新型コロナウイルス感染症に関する対応について
◇塾・予備校の共通テスト解答速報・自己採点サービスについて
◇共通テスト関連の模試
◇共通テスト利用大学
◇大学入試<用語集>
◇2025年以降の共通テスト


【大学入学共通テスト・大学受験関連の他の記事】
【大学入学共通テスト2022】濃厚接触者の本試験申請締切、その後の対応は?
【大学入学共通テスト2022】新型コロナウイルス感染症対策まとめ
【大学入学共通テスト2022】試験前に確認したい、時間割や得点調整・合否可能性判定等
【大学入学共通テスト2022】塾・予備校が提供する自己採点・合格可能性判定ツールまとめ
【大学受験2022】入試日程まとめ・国公立大学編(資料集)
【大学受験2022】地方試験会場を設けている大学(東京編)
【大学受験2022】地方試験会場を設けている大学(関西編)


おもな日程(試験前)


受験案内の配付


 2021年9月1日(水)より

検定料の払込期間


 2021年9月1日(水)~10月7日(木)

出願期間


 2021年9月27日(月)~10月7日(木)消印有効

確認はがきの送付


 2021年10月27日(水)までに到着

受験票等の送付


 2021年12月15日(水)までに到着

東日本大震災で被災した志願者の検定料等の免除について


 東日本大震災で被災した志願者(*1)は、検定料と成績通知手数料(成績通知を希望した場合)が免除される。
【免除の対象者】
1.東日本大震災における災害救助法が適用されている地域で被災した志願者で、以下のいずれかに該当する者
・主たる家計支持者が所有する自宅家屋(*2)が全壊、大規模半壊、半壊、流失した場合
・主たる家計支持者が死亡または行方不明の場合
2.居住地が福島第一原子力発電所事故により、帰還困難区域、居住制限区域または避難指示解除準備区域に指定された者
*1 志願者本人が被災していない場合は免除の対象とはならない
*2 借家の場合は免除の対象とはならない

【免除の方法および日程】
 受付期間内に申請することにより、免除対象者に返還する。手続きの詳細は、2021年12月に志願者へ送付する受験票とあわせて送付する。
・受付期間:2021年12月13日(月)~2022年1月31日(月)消印有効
・返還時期:2022年2月下旬~3月下旬

おもな日程(当日)


試験実施期日


 本試験:2022年1月15日(土)、16日(日)
 追・再試験:2022年1月29日(土)、30日(日)
 ※追・再試験会場は47都道府県に設置される

おもな日程(試験後)


試験問題、正解・配点の発表


 試験当日

平均点の発表


 中間発表:2022年1月19日(水)予定
 最終発表:2022年2月7日(月)予定
 *受験者数、最高点、最低点、標準偏差等も発表される。

科目別得点等における9段階の段階表示(段階表示)換算表


 2022年1月21日(金)予定

成績通知書の送付(出願時に希望した者のみ)


 2022年4月1日(金)以降
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出願状況


2021年12月7日発表(確定)


・出願総数:53万367人 ※前年度比4,878人減
【内訳】
・高校等卒業見込者(現役生)44万9,369人 ※前年度比426人減
・高校等卒業者(既卒者)7万6,785人 ※前年度比4,222人減
・高卒認定等の志願者4,213人 ※前年度比230人減

◆2021年10月7日午後5時時点(受付最終日)
・出願総数:50万1,981人 ※前年度(受付最終日)比1万2,670人減
【内訳】
・高校等卒業見込者(高校等経由出願)43万3,491人
・高校卒業者等(個人直接出願)6万8,490人

◆2021年9月27日午後5時時点(受付初日)
・出願総数:8,222人 ※前年度(受付初日)比 1,603人減
【内訳】
・高校等卒業見込者(高校等経由出願)6,868人
・高校卒業者等(個人直接出願)1,354人

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時間割

試験日試験教科・科目試験時間
1日目
(1月15日)
地理歴史

公民
「世界史A」「世界史B」
「日本史A」「日本史B」
「地理A」「地理B」
「現代社会」「倫理」
「政治・経済」「倫理、政治・経済」

2科目受験
9:30~11:40(*1)

1科目受験
10:40~11:40

国語「国語」13:00~14:20
外国語「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」

リーディング
15:10~16:30

リスニング
「英語」のみ
17:10~18:10(*2)

2日目
(1月16日)
理科(1)「物理基礎」「化学基礎」
「生物基礎」「地学基礎」
9:30~10:30(*3)
数学(1)「数学I」「数学I・数学A」11:20~12:30
数学(2)「数学II」「数学II・数学B」
「簿記・会計」
「情報関係基礎」
13:50~14:50
理科(2)「物理」「化学」
「生物」「地学」

2科目受験
15:40~17:50(*1)

1科目受験
16:50~17:50

*1 地理歴史及び公民並びに理科のグループ2の試験時間において2科目を選択する場合は、解答順に第1解答科目および第2解答科目に区分し各60分間で解答を行うが、第1解答科目および第2解答科目の間に答案回収等を行うために必要な時間を加え、試験時間は130分とする。
*2 リスニングは、音声問題を用い30分間で解答を行うが、解答開始前に受験者に配付したICプレーヤーの作動確認・音量調節を受験者本人が行うために必要な時間を加え、試験時間は60分とする。
*3 理科のグループ1については、2科目を受験するものとし、1科目のみの受験は認めない。

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受験上の注意


 大学入学共通テストの受験にあたっては、大学入試センターが発表している「受験上の注意」と「受験案内」をよく読むこと。試験当日は、「受験上の注意」を持参する。

特に気を付けなければならない注意事項


(1)新型コロナウイルス感染症対策等については、「受験上の注意」3ページから7ページに記載しているが、今後重要な連絡事項等がある場合は、大学入試センターのWebサイトに掲載するので確認すること。
(2)試験当日、発熱・咳等の症状がある等、体調不良の場合は、無理して受験せず、追試験の受験を申請すること。(「受験上の注意」16ページ)
(3)試験場内では、昼食時を除き、常にマスクを正しく着用(鼻と口の両方を確実に覆う)し、手指消毒や「3つの密」の回避等を行うとともに、休憩時間や昼食時、入退場時等は他の受験者との接触、会話を極力避けること。
(4)「地理歴史、公民」および「理科(2)」の試験時間において「2科目受験する」と登録した場合は、試験当日に1科目のみを受験することはできない。このため、遅刻者の試験室への入室限度(「地理歴史、公民」は午前9時50分、「理科(2)」は午後4時)までに入室しないと、後半の第2解答科目を含めて、その試験時間は一切受験することができない。また、第1解答科目のみを受験し、途中退出することもできない。
(5)受験する教科によっては、類似の名称の科目(たとえば、「倫理」と「倫理、政治・経済」、「数学I」と「数学I・数学A」、「数学II」と「数学II・数学B」等)が同一の問題冊子に編集されているので、解答する科目が掲載されているページを間違えないようによく確認すること。
※この他の注意事項は、大学入試センターが発表している「受験上の注意」で確認できる。
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新型コロナウイルス感染症に関する対応について


試験前


・病気や負傷、障害等によりマスクを着用することが困難で、マスクを着用せずに受験することを希望する場合は受験上の配慮申請を行い、別室での受験を申請する。
・追試験の受験申請には医師の診断書の提出が求められているが、保健所等から自宅待機を要請されている等の理由のため診断書の提出が困難な場合でも、追試験の受験申請ができる。この場合の申請方法等は、改めて大学入試センターが周知する。

試験当日


・試験場内では、発熱や咳等の有無にかかわらず、昼食時を除きマスクの着用(鼻と口の両方を確実に覆うこと)が義務付けられている。
・マスクを着用していない受験者には、試験場入口等でマスクを配付する。
・休憩時間や昼食時、試験場への入退場時等は他者との接触、会話を極力控えること。
・試験室への入退室を行うごとに、速乾性アルコール製剤による手指消毒を義務付ける。
・発熱や咳等の症状がある等、体調不良の場合は監督者に申し出ること。体調不良を申し出た受験者は休養室に移動し、「健康状態チェックリスト」に基づいて医師等による症状の確認が行われる。

無症状の濃厚接触者について


・無症状の濃厚接触者からの受験希望の申出は、受験を予定している試験場の大学で2022年1月14日午前10時まで受け付ける。
・「初期スクリーニング検査の結果、陰性であること」「受験当日も無症状であること」「公共の交通機関を利用せず、かつ、人が密集する場所を避けて試験場に行くこと」「終日、別室で受験すること」のすべての要件を満たし、ガイドラインで示されている感染症対策が講じられている場合は受験を認める。

新型コロナウイルス感染症対策等に関するQ&A(大学入試センター)
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塾・予備校の共通テスト解答速報・自己採点サービスについて


河合塾Kei-Net


2022年度 大学入学共通テスト特集
◆本試験情報(2022年1月15日より順次公開予定)
分析コメント・問題・正解
自己採点シート
予想平均点
◆合格可能性評価(2022年1月19日公開予定)
 バンザイシステム
 ボーダーライン一覧
◆動向分析(2022年1月20日より順次公開予定)
 共通テスト概況
 国公立大 全体動向
 大学別 学力分布
 難関大学の志望動向
◆国公立大出願状況(2022年1月26日公開予定)
 国公立大出願状況

東進 Toshin.com


共通テスト2022 解答速報
◆解答・解説(2022年1月15日・16日公開予定)

大学入学共通テスト合否判定system
※事前登録受付中(無料)

Benesse 駿台 データネット


2022年度大学入学共通テスト自己採点集計
◆自己採点・判定チェッカー
自己採点計算ツール(2022年1月15日午後11時~)
正解・配点一覧(15日実施分/2022年1月15日午後11時予定、全日実施分/2022年1月16日午後11時予定)
判定チェッカー/生徒向け(2022年1月19日午後)

◆速報
問題(2022年1月15日~16日)
問題講評/分析速報(2022年1月15日~16日、各科目試験終了後約1時間後から随時)
問題講評/出題傾向と対策(2022年1月16日~17日)
平均点(2022年1月17日午前0時より随時)
得点調整情報(2022年1月21日午後~)
出願状況(2022年1月28日より随時)

◆動向分析
 全体概況/平均点や成績の傾向(2022年1月17日午後5時より随時)
 全体概況/志望動向(2022年1月19日午後7時~)
 難関大学動向/難関国立大の度数分布・動向データ等(2022年1月19日午後3時~)
 大学別動向/動向分析(2022年1月19日午後5時~)
 大学別動向/度数分布(2022年1月19日午後1時~)
 大学別動向/合格目標ライン(2022年1月19日午後6時~)
 データネット全国版冊子(2022年1月19日午後)

◆判定基準
 入試科目付判定基準一覧(2022年1月19日午後3時~)
 合格可能性判定基準(2022年1月19日午後1時~)
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共通テスト関連の模試


2021年9月


・第1回駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試(駿台予備学校)
実施日:2021年9月12日(日)
申込受付期間:2021年6月14日(月)~9月3日(金)

2021年10月


・第3回全統共通テスト模試(河合塾)
公開会場実施日:2021年10月10日(日)
申込受付開始日:2021年9月1日(水)

・第3回駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試(駿台予備学校)
実施日:2021年10月31日(日)
申込受付期間:2021年9月1日(水)~10月22日(金)

2021年11月


・第2回大学入学共通テスト入試プレ(代々木ゼミナール)
基本実施日:2021年11月14日(日)
申込受付開始日:2021年9月14日(火)

・全統プレ共通テスト(河合塾)
公開会場実施日:2021年11月21日(日)
申込受付開始日:2021年9月1日(水)

2021年12月


・駿台atama+プレ共通テスト(駿台予備学校)
実施日:2021年12月5日(日)
申込受付期間:2021年10月1日(金)~11月25日(木)

・共通テスト本番レベル模試(東進)
実施日:2021年12月12日(日)
申込締切日:2021年12月8日(水)
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2022年度共通テスト利用大学


 大学入試センターは、2022年度入試において大学入学共通テストを利用する全国の大学・専門職大学・短期大学の情報をWebサイトに随時掲載している。Webサイトでは大学入学共通テスト利用大学の入試情報や大学ポートレート情報へのリンクがまとめられており、所在地や国公私別で絞って表示することもできる。

共通テスト利用大学(大学入試センター)
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大学入試<用語集>


得点調整(共通テスト)


 大学入学共通テストの本試験において、一部の科目間で、原則として20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合に行われる。ただし、受験者数が1万人未満の科目は得点調整の対象とならない。得点調整が行われる科目は、地理歴史の「世界史B」「日本史B」「地理B」の間。公民の「現代社会」「倫理」「政治・経済」の間。理科2の「物理」「化学」「生物」「地学」の間。

2段階選抜


 募集定員に対して志願者数が一定の割合を超えた場合に大学入学共通テストの成績で判定する第1段階選抜と、各大学が実施する2次試験で合否を判定する制度。一部の国公立大学で行われている。2段階選抜を実施する大学では大学入学共通テストの成績により第1段階選抜を行い、合格者のみが2次試験を受験できる。

傾斜配点


 受験科目のうち、特定の科目の配点に一定の倍率をかけて科目により比重を変えること。各大学が独自に設定している。

志願倍率


 「志願者数÷募集人員」で計算した倍率。最終志願者数と募集人員で算出するため、試験当日に欠席者がいる場合でも欠席者数も含まれる。

受験倍率


 「受験者数÷募集人員」で計算した倍率。試験当日の欠席者は含まれず、実際の受験者数と募集人員で算出する。

実質倍率


 「受験者数÷合格者数」で計算した倍率。試験当日の受験者数と、実際の合格者数で算出する。

合格判定ツール(共通テスト)


 大学共通テストの自己採点結果をもとに、受験生の志望校選びを支援するシステム。おもなものに、河合塾の「バンザイシステム」「ボーダーライン一覧」、ベネッセと駿台によるデータネットの「自己採点計算ツール」「判定チェッカー」、駿台の「インターネット選太君」、東進の「合否判定システム」等がある。
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2025年以降の共通テスト


 高校では、2022年度から新学習指導要領がスタートする。これを受けて、新課程で学ぶ現在(2021年度)の中学3年生が受験する2025年度(令和7年度)大学入学共通テストは大きな変更が予定されている。

「情報」の新設と、教科再編


 2025年度大学入学共通テストでは教科に「情報」が新設される。出題範囲は、新学習指導要領で必履修科目となる「情報I」。また、地歴・公民は現行の10科目から6科目に再編され、数学グループ2は「数学II・数学B・数学C」の1科目のみとなる。理科は「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」がまとめられ、「物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎」の1科目になる。これにより共通テストの出題教科・科目数は6教科30科目から、7教科21科目に再編される。

令和7年度大学入学共通テスト実施大綱において定める出題教科・科目(画像出典:文部科学省)

 大学入試センターのWebサイトでは、2025年度(令和7年度)大学入学共通テストからの出題教科・科目についてと題して、「地理総合」「歴史総合」「公共」「情報」のサンプル問題を掲載している。

試験時間


 地理歴史、公民、数学1(「数学I・A」「数学I」)、理科、外国語の試験時間は、「2023年度(令和5年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱」に定める試験時間と同じ。

【国語】
現在測定している内容を維持したうえで多様な文章を提示する観点から、90分とする。

【数学2(「数学II・B・C」)】
出題範囲が「数学II」「数学B」「数学C」となり、選択解答する項目数が2つから3つへ増えるため、70分とする。

【情報】
出題範囲や他教科の試験時間等を考慮し、60分とする。

出題方法・問題作成方針


 新学習指導要領を踏まえた各教科・科目の問題作成の方向性は大学入試センターにおける専門委員会等で検討され、2022年度中に公表される予定。その後、2023年6月までに2025年度共通テストの出題教科・科目の出題方法等および問題作成方針が公表される。

【地理歴史、公民、数学、情報】
 科目構成が大きく変わる地理歴史、公民、数学と、新たに出題教科に加わる情報は、各出題科目の全体の構成がわかる試作問題(配点付き)を作成する。
 情報は、2025年度共通テストから新たに出題される教科であり、現行の共通テストにおいて対応する科目を出題していないため、現行の教育課程履修者が学習している「社会と情報」および「情報の科学」に対応した試作問題も作成する。

【国語】
 多様な文章を提示し、より思考力・判断力・表現力等を発揮して解くことが求められる問題を重視した出題を一層工夫していく観点から、問題量を増やす方向で問題作成の方向性や構成等を検討する。

【英語(外国語)】
 引き続き「読むこと」「聞くこと」(ICプレーヤーを使用)を中心としつつ、高校までの教育で培った総合的な英語力を可能な限り評価できるよう、問題作成の方向を検討する。

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《外岡紘代》

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