沖縄県は2021年8月17日、国による緊急事態措置期間の再延長を受け、8月末まで分散登校等を実施すると発表した。また、東京都小笠原村は小中学校を9月6日まで休校とし、神奈川県は県立学校で朝の時差通学と短縮授業を行う。 緊急事態宣言が沖縄県と東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府で9月12日まで延長され、新たに茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、京都府、兵庫県、福岡県の7府県で8月20日から9月12日まで発出された。これを受け、沖縄県や神奈川県、東京都小笠原村等は休校や分散登校、短縮授業の措置を講じる。 沖縄県は、8月31日まで県立学校の分散登校等を実施する。小中学校は、県立学校の対応等を参考に、地域や学校の状況を踏まえて判断するよう市町村教育委員会に依頼している。なお、学級閉鎖等の場合は、オンライン等を活用し、学びの保証を行うという。 神奈川県は、8月17日発表の県立学校における教育活動の対応状況によると、県立学校(高等学校および中等教育学校)では、朝の時差通学を徹底し、下校時の混雑を回避するため短縮授業を行う。原則として、部活動も含めて遅くとも午後5時には生徒が下校する。なお、全日制課程では、今後の感染状況等により、最大限の人流抑制が要請されるような場合、分散登校(オンラインを併用し、週2日または3日登校を基本)を行う可能性もある。 東京都小笠原村は8月16日、小笠原村緊急事態宣言を発令し、村内コロナウイルス一掃期間を設定した。8月26日に予定していた村立小中学校の始業日を延期し、9月6日まで休校とする。また、高校はリモート授業での対応を検討している。