東京都人権プラザは2021年8月17日、2021年度第1回人権啓発指導者養成セミナー「多様な教育機会の確保について考える 外国にルーツを持つ子供たちへの教育実践」をオンラインにて開催する。対象は人権教育に携わる教員等で、定員は100名。参加無料。 昨今、フリースクールをはじめとする学校教育法で規定されない教育活動「オルタナティブ教育」への関心が高まっている。一方で、定住外国人の子供等、日本国内に暮らしていながら教育機会が確保されていない子供たちも多く、コロナ禍においてはいっそう深刻な状況に置かれているという。外国にルーツを持つ子供たちへの教育実践は、多様な教育機会の確保の大きな要素の1つであることから、今回、人権啓発指導者養成セミナーの2021年度第1回として「多様な教育機会の確保について考える 外国にルーツを持つ子供たちへの教育実践」を開催する。 セミナーでは、東京・福生市で日本語教育と学習サポート事業を展開しているYSC(青少年自立援助センター)のグローバル・スクールの取組みについて取り上げ、公教育とは何かという問いかけを前提に、多様な教育機会の確保について教育活動の原点に立ち返って参加者とともに考える機会を設ける。 講師は、YSC・定住外国人支援事業部責任者の田中宝紀(たなかいき)氏。フィリピンの子供支援NGOを経て2010年より現職に就任。海外にルーツを持つ子供たちのための専門家による教育支援事業「YSCグローバル・スクール」を運営する他、日本語を母語としない若者の自立就労支援に取り組んできた経験をもとに、実践者の立場からさまざまな話を伝える。 対象は人権教育に携わる教員等。事前申込み制で、申込みは東京都人権プラザの電話またはEメールにて受け付ける。締切は8月11日。定員100名で、応募多数の場合は抽選となる。◆2021年度第1回人権啓発指導者養成セミナー「多様な教育機会の確保について考える 外国にルーツを持つ子供たちへの教育実践」日時:2021年8月17日(火)14:00~16:00形式:オンライン開催(Zoomミーティング)対象:人権教育に携わる教員等定員:100名参加費:無料申込方法:東京都人権プラザまで電話またはEメールで申し込む申込締切:2021年8月11日(水)※応募多数の場合は抽選