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卒業生の就職支援、コロナ禍踏まえ留意事項を通知…文科省

 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、文部科学省は2021年3月22日、進路未決定卒業者等への切れ目ない支援の実施について、都道府県教育委員会や学校設置者に通知した。新卒者等の就職指導や進路指導を行うにあたっての留意事項をまとめ、周知を呼びかけている。

教育行政 文部科学省
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた進路未決定卒業予定者への切れ目ない支援に関する留意事項
  • 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた進路未決定卒業予定者への切れ目ない支援に関する留意事項
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 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、文部科学省は2021年3月22日、進路未決定卒業者等への切れ目ない支援の実施について、都道府県教育委員会や学校設置者に通知した。新卒者等の就職指導や進路指導を行うにあたっての留意事項をまとめ、周知を呼びかけている。

 文部科学省の調査によると、2021年3月卒の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校専門課程の学生の就職内定率(2月1日現在)は、前年度比3.8ポイント減の88.0%。2021年3月卒の高校、中等教育学校の生徒の就職内定率(1月末現在)は、前年度比1.4ポイント増の93.4%。新規学卒者の中には、いまだ就職先が決まっていない学生・生徒がいる。

 文部科学省は、進路が決まっていない学生等に対する取組みについて、各校に留意してほしい事項をまとめ、2020年度残りわずかとなる3月22日付で、都道府県・指定都市教育委員会教育長、国公私立大学長などに通知を出した。

 就職を希望しつつも未内定にとどまる新卒者については、就職先が決定しないまま卒業することになった場合、学内施設の継続利用許可、求人情報の提供、新卒応援ハローワークや地域若者サポートステーションの紹介など、新卒者を切れ目なく就職支援できる体制を整えるよう求めている。

 採用内定を取り消された新卒者に対しては、「客観的・合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない採用内定の取消しは無効とされること」「ハローワークで内定取消しの回避に向けた事業主への働きかけや新たな就職先の確保に向けた就職支援を行っていること」などを伝えてほしいと説明。学校には、新卒応援ハローワークの「新卒者内定取消等特別相談窓口」なども活用しながら、新たな就職先の確保に努めてほしいとしている。

 また、コロナ禍により例年通りの採用活動が行われていない業界に関して、各専門学校には類似の職種や異業種の求人を学校として開拓することなども要望。卒業・修了後3年以内の既卒者については、若者雇用促進法に基づく指針では新規卒業・修了予定者の採用枠に応募可能となるよう求めていることから、各校の卒業生等に対して求人情報の紹介、学内施設の継続利用、状況に応じた相談窓口の紹介など、可能な限りの支援をお願いしている。
《奥山直美》

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