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教員向けオンライン教科書選定サービスを開発、DNP

 大日本印刷(DNP)は2021年3月29日、出版社と大学と書店をネットワークで結び、教科書・教材の選定で教員が情報検索・閲覧・選書やシラバス登録などを容易に行うことができる「教員向けオンライン教科書選定サービス」を開発したと発表した。

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教員向けオンライン教科書選定サービス(イメージ)
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 大日本印刷(DNP)は2021年3月29日、出版社と大学と書店をネットワークで結び、教科書・教材の選定で教員が情報検索・閲覧・選書やシラバス登録などを容易に行うことができる「教員向けオンライン教科書選定サービス」を開発したと発表した。

 大学や専門学校における教科書・教材の選定は従来、各出版社が送付する書籍見本を参考に教員が行ってきた。コロナ禍で構内への立ち入り制限や教員のテレワークが増え、書籍見本が教員の手元に届きにくくなる中、見本送付という方法自体の見直しが出版社の緊急の課題になっている。また、教員の教科書選定後、書誌情報が大学のシラバスと連携されていないため、書店の発注業務において取次や出版社への問合せ業務過多や誤発注、絶版・品切れなどの欠品情報の正確な把握ができないという課題もあった。

 DNPは、こうした課題に対して、出版社が登録する教科書・教材などの書誌情報をデータベース化し、教員のオンラインでの教科書選定を支援する「教員向けオンライン教科書選定サービス」を提供する。

 「教員向けオンライン教科書選定サービス」では、登録した書誌データは、各大学の教務システムとの連携も可能。教員の情報検索・閲覧・選書の際やシラバスなどの作成時、学生の購入時や実際に利用する際に、書誌情報をシームレスに提供することができる。プラットフォーム上で教科書・教材の選定時から実際の利用までの一元管理を行うことで、出版社・大学・書店の業務上のリスクや無駄を軽減し、学生の利便性向上にもつなげていく。

 すでにサービスに賛同する約50社の出版社とともに2020年11月ころから、出版社から提供された約500タイトルの教科書・教材を用いた実証実験をスタート。実証実験を通して、出版社からは版元の営業では行き届かない教員に利用が広がることや、出版社と書店が連携したサービスとなること、コロナ禍における非対面での営業活動の推進につながることに期待の声があがっている。また、大学や教員からは、時間や場所にとらわれず、オンラインで教科書や教材が検討できることが評価されているという。

 実証実験を経て、2021年9月ころに提供を開始する予定。DNPでは、今後も出版社や書店などとの連携を強化し、「教員向けオンライン教科書選定サービス」が搭載された教育ICTプラットフォームを全国の大学や専門学校を中心とした高等教育機関に提供。教育のデジタル化を推進し、より質の高い教育の実現を支援するとしている。
《奥山直美》

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