ウェブレッジは2021年2月10日、GIGAスクール構想に則した教育コンテンツ開発向けのシステム検証サービス「GIGAスクール検証パッケージ」の提供を開始した。サービスのリリース前に、実際の教室を想定した環境下で動作確認や使いやすさなどが評価できる。 マーケティング支援事業や品質向上支援事業を手がけるウェブレッジでは、これからのGIGAスクール構想下の教育現場においては、教育ICTサービスや機器などが問題なく動き、学校内のネットワークで快適に通信が行えることが重要と指摘。GIGAスクール構想に則した教室と端末を用意し、リアルな学校型の実証実験環境でサービスを検証する「GIGAスクール検証パッケージ」の提供を開始した。 「GIGAスクール検証パッケージ」は、GIGAスクール対応の環境下で、教育ICTサービス・機器が安心安全で快適に動くかどうかを評価するサービス。GIGAスクール構想に対応した実際の教室環境を同社保有の学校テストフィールド内に構築することで、教育関連サービスや機器を提供するEdTech企業やメーカー企業が、サービスをリリースする前に実際の教室を想定した環境下で動作確認や使いやすさなどを評価できる。 学校テストフィールドは、廃校となった旧郡山市立大田小学校を活用した「学校型」実証実験施設。GIGAスクール標準仕様端末を25台保有しており、保有端末はChromebook、iPad 、Windows PCなど、各種メーカー。今後も随時購入・追加予定。検証実績10年以上の同社独自標準観点を用いてシステム検証・多端末検証・相互接続性検証を実施する。 テスト実施は同社テストエンジニアが現地で行うため、打合せを含め、すべてリモートで対応可能。学校型実証実験施設である学校テストフィールド(旧郡山市立大田小学校)は、実際の視察やリモートでの視察も受け付けている。 ウェブレッジでは今後、GIGAスクール対応端末を随時追加するほか、機器同士の連携を想定したIoT機器、教育アプリやコンテンツの導入など、設備の拡充を顧客ニーズにあわせて積極的に実施。オンライン授業を想定した環境づくり、STEAM教育やVRを使った教育に適した教室など、既存の教室環境にとらわれない「未来の教室」の構築も進め、学校教育の発展に寄与したいとしている。 サービスに関する問合せは、ウェブレッジWebサイトの問合せフォームより受け付けている。