新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、文部科学省は2021年1月5日、大学や専門学校などに感染防止徹底と学修機会確保の両立に向けた対応を求める通知を出した。対面授業と遠隔授業を効果的に活用した質の高い学修機会の確保などを求めている。 通知は、大学や高等専門学校、専修学校、各種学校などの設置者に向けて1月5日付で発出。今般の新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、感染対策をより慎重に講じたうえで、対面(面接)授業の実施が適切と判断されるものは引き続き実施を検討しながら、対面授業と遠隔授業を効果的に活用した質の高い学修機会の確保や、課外・校外活動などにおける感染対策と注意喚起の徹底などをあらためて要請している。 通知の内容について、学生や教職員などに周知し、引き続き感染拡大の防止に努めることも要請。冬季休業時期にあたることも踏まえ、メールなどの手段を活用し、ひとりひとりに情報が行き渡るよう配慮してほしいとした。感染防止の徹底や学修機会の確保の両立に向けては、これまで出したガイドラインや通知・事務連絡に沿った対応を求めた。