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女性教員の割合が過去最高…中学校・高校・大学など

 中学校や高校、大学などの女性教員の割合が過去最高になったことが2020年8月25日、文部科学省の2020年度学校基本調査の速報値から明らかになった。女性教員の割合は、中学校が43.7%、高校が32.5%、大学が25.9%など。大学の女性教員数は過去最多となった。

教育行政 文部科学省
初等中等教育機関、専修学校・各種学校の学校数、在学者数、教員数
  • 初等中等教育機関、専修学校・各種学校の学校数、在学者数、教員数
  • 高等教育機関の学校数、在学者数、教員数
 中学校や高校、大学などの女性教員の割合が過去最高になったことが2020年8月25日、文部科学省の2020年度(令和2年度)学校基本調査の速報値から明らかになった。女性教員の割合は、中学校が43.7%、高校が32.5%、大学が25.9%など。大学の女性教員数は過去最多となった。

 学校基本調査は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的に1948年度より毎年実施。対象は、幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会。今回、5月1日現在の結果を速報値として取りまとめた。

 教員全体に占める女性の割合は、幼稚園が前年度と同じ93.4%、幼保連携型認定こども園が前年度比0.1ポイント増の94.8%、小学校が前年度比0.1ポイント増の62.3%、中学校が前年度比0.2ポイント増の43.7%、義務教育学校が前年度比1.3ポイント増の54.4%、高校が前年度比0.2ポイント増の32.5%、中等教育学校が前年度比0.5ポイント増の35.2%、特別支援学校が前年度比0.3ポイント増の61.9%。

 このうち、幼保連携型認定こども園、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校において、女性教員の割合が過去最高を記録した。

 大学全体の女性の教員数は、前年度より約2,000人多い4万9,120人で過去最多。教員全体に占める女性の割合は、前年度比0.6ポイント増の25.9%で、過去最高となった。

 このほかの女性教員が占める割合は、専修学校が前年度比0.1ポイント減の52.7%、各種学校が前年度比1.0ポイント増の44.5%、短期大学が前年度比0.5ポイント増の53.1%、高等専門学校が前年度比0.3ポイント増の11.5%、専門学校が前年度比0.1ポイント減の53.7%だった。
《奥山直美》

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