国立情報学研究所(NII)大学の情報環境のあり方検討会は2020年7月10日、第12回「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」をオンライン開催する。申込みは、Webサイトの参加登録フォームで受け付けている。 「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」は、新型コロナウイル感染拡大に伴い、遠隔講義に関して大学などが検討している状況を受け、遠隔授業などの準備状況に関する情報をできる限り多くの大学間で共有すること目的に企画。3月26日以降毎週、オンラインで開催している。 第12回となる今回は、ノースカロライナ州立大学やタイの国立電子コンピューター技術研究センターの関係者らが講演。東京大学教養学部准教授・学部長補佐の鶴見太郎氏は「カメラモニタリング付きのオンライン試験に対する学生の不安や要望」と題し、教養学部前期課程(1・2年生)を対象に導入が決まった、対面での期末試験に代わるオンライン試験について学生の声を紹介する。 九州大学基幹教育院教授の野瀬健氏と九州大学教育改革推進本部講師の長沼祥太郎氏は、「九州大学のオンライン授業に関する学生アンケート(春学期)について」と題し、6月上旬に全学生を対象に実施したオンライン授業に関するWebアンケートの結果を発表。今後に向けて検討が必要な課題なども伝える。 このほか、高専や初等中等における遠隔講義の事例紹介などもある。質問はチャットで受け付け、口頭で回答する予定。 申込みは、国立情報学研究所Webサイトの参加登録フォームから受け付けている。申込受付後、登録メールアドレスにWeb会議システムへの接続先情報などが送付される。 なお、国立情報学研究所Webサイトでは、過去11回のシンポジウムのアーカイブも公開中。講演映像や資料を見ることができる。◆第11回「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」日時:2020年7月10日(金)10:30~12:30(予定)申込方法:Webサイトの参加登録フォームから申し込む※申込受付後、登録メールアドレスにWeb会議システムへの接続先情報などを送付