日本貿易振興機構(JETRO)は、国際ビジネス情報番組「世界は今 ―JETRO Global Eye」においてEdTech(エドテック)をテーマにしたシリーズ「今こそEdTech」をWebサイトで公開している。 2020年5月14日に公開された番組のテーマは「世界が認めた日本の教材とは?」。世界で求められる教材やサービスはどのようなものなのか、1月にロンドンで開催された最新の教育ソリューションが集まるEdTechの展示会「BETT2020」のジャパンパビリオンに出展した日本企業を取材している。 ワンダーラボの「Think!Think!」は、言葉で説明する必要がないほど簡単に操作できる点が来場者の注目を集めた。ベネッセコーポレーションのブースでは、発達障害を持つ児童向けのアプリケーションに多くの人が興味を示したという。 頭の中でそろばんをはじくイメージで計算する暗算方法をタブレットで身に付けられる「そろタッチ」は、そろばんを使った暗算の応用と最新テクノロジーを融合させた独自の製品。ジャパンパビリオンの中でもにぎわっていたという。そろタッチの橋本恭伸社長は、「計算能力に国境はないことから、そこを越えた活動を意識している」とコメント。「そろタッチ」は、世界中の教育関係者から高い評価を得ていた。 シリーズ「今こそEdTech」ではほかにも、スポーツの世界でAIを使って指導を行う独自の技術でイノベーションを起こそうとする日本企業の挑戦や、教育現場でICTの導入が進むイギリスや「BETT2020」のようすを紹介している。 シリーズ「今こそEdTech」の番組は、JETROのWebサイト「世界は今 ―JETRO Global Eye」で視聴できる。