北海道教育委員会は2026年9月1日、「公立高等学校配置計画(2027年度~2029年度)」を公表した。2027年度は31校で計32学級の学級増を行うほか、市立札幌藻岩と市立札幌啓北商業の再編統合校について、新設2学科の名称を決定。2028年度は釧路商業高校と釧路明輝高校の再編統合を予定している。2029年度は、定員調整や学校の再編整備等を実施しない。
公立高等学校配置計画は、高等学校進学希望者数に見合った定員を確保することを基本に、中学校卒業者数の状況を踏まえ、学校・学科の配置や規模の適正化を図るために策定している。今回の計画では、決定済みの2027年度と2028年度の計画を一部変更し、新たに2029年度の配置計画を策定するとともに、2030年度から2033年度までの見通しを示した。
道内の中卒者数は、2027年に3万9,174人、2028年に3万8,118人、2029年に3万7,875人となる見込みで、その後も総じて減少傾向にある。配置計画の策定にあたっては、2023年3月に策定した「これからの高校づくりに関する指針」改定版に基づき、中卒者数の増減や地域の実情、私立高校の配置状況等を考慮しながら、定員の調整や学校の再編整備等を行う。
2027年度は、2026年度道立高等学校入学者選抜の結果、第2次募集後の入学者に1学級相当以上の欠員が生じ、学級減を行った30校について、2026年度と同様の募集学級数となるよう学級増を実施する。学級増は多くの学校で1学級増となるが、北広島西高校のみ2学級から4学級へ2学級増となる。また、池田高校についても、町内の中卒者数の状況などを総合的に勘案し1学級増とすることから、全体で31校32学級増となる。
市立札幌藻岩高校と市立札幌啓北商業高校の再編統合により設置する市立札幌彩輝高校については、検討中としていた学科の名称を、普通科新学科は「未来デザイン科」、商業科は「ビジネスイノベーション科」とする。未来デザイン科は5学級、ビジネスイノベーション科は3学級で、計8学級を設置する。
2028年度は、通学区域内の中卒者数を基礎として、生徒の進路動向や学校・学科の配置状況、在籍状況などを勘案し、旭川工業高校で1学級減を行う。また、釧路商業高校と釧路明輝高校の再編統合に関しては、新設校に総合学科5学級を設置し、使用校舎は釧路明輝高校校舎とする。
2029年度については、いわゆる高校無償化にともなう生徒の進路動向や、2026年2月に国が示した「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)」に基づく施策の動向を見極める必要があると説明。高校教育を取り巻く大きな環境変化を踏まえ、今後の高校配置をより慎重に検討する必要があることから、定員の調整や学校の再編整備等は実施しないこととしている。
公立高等学校配置計画の詳細については、北海道教育委員会のWebサイトで確認することができる。









