図書館振興財団は、2027年度「図書館振興助成」の募集要項を公開し、2026年9月1日から申請受付を開始する。総額1億4,000万円を上限に、図書館運営の充実や「調べる学習」「読書活動」の推進、地域資料のデジタル化など、図書館を通じて地域社会に貢献する取組みを支援する。
同助成は、日本の図書館事業の健全な発展と国民の教育・文化の向上を目的に実施するもの。図書館の環境整備やサービス向上に加え、地域課題の解決につながる実践的な活動や、新たな図書館のあり方を探る調査・研究、文化・教育資源の活用など、全国の図書館界への波及効果や先進的なモデルとなる事業を対象としている。
助成対象は、図書館運営に関する事業のほか、これからの図書館のあり方に関する調査・研究とその実践・実験、図書館などが所蔵するコレクションの活用を推進する事業、「調べる学習」や読書活動の推進、郷土資料や貴重資料などのデジタル化にともなうデジタルデータの公開・利活用事業の5分野。助成総額は1億4,000万円、1件あたりの助成上限額は1,000万円。
対象は、日本国内で活動する地方公共団体や教育機関、非営利団体など。個人が申請する場合は、地方公共団体、公共図書館、研究機関のいずれかと共同で申請する必要がある。
申請書類の受付期間は2026年9月1日から10月15日午後5時まで(事務局必着)。一次審査(書類選考)は11月中旬、二次審査(面接審査)は12月15日または16日に実施し、助成先は2027年1月下旬に決定する予定。
申請には、財団Webサイトから所定の申請書類をダウンロードし、必要事項を記入のうえ郵送で提出する。財団では、申請書は「なぜそのテーマが必要なのか」を1つの物語としてわかりやすく伝えることが重要だとしており、課題に気付いた実体験や想定する利用者像、実現後の未来像などをストーリーとして記述することで、共感を得やすくなるとしている。
図書館振興財団は2008年設立。図書館を使った調べる学習コンクールの開催をはじめ、図書館を起点とした人材育成や地域活性化に取り組んでいる。







