通級指導を受けている小中高生は、2024年度に23万405人と過去最多になったことが2026年7月21日、文部科学省の調査結果から明らかになった。障害種別では、注意欠陥多動性障害(ADHD)、言語障害、自閉症の順に多かった。
通級指導とは、通常の学級に在籍し、通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする児童生徒に対して、障害に応じた特別の指導を行う指導形態。1993年度から小中学校で制度化し、2018年度に高等学校にも拡大した。
2024年度通級による指導実施状況調査によると、2024年度に通級指導を受けている小中高生は全国で23万405人。全児童生徒に占める割合は1.9%。前年度から2万7,029人増え、過去最多を更新した。
学校種別の内訳は、小学校が18万6,758人、中学校が4万717人、高等学校が2,930人。いずれの校種でも前年度から増加している。このうち、公立の学校で通級指導を受けている児童生徒は、小学校が18万6,601人、中学校が4万663人、高等学校が2,864人。学校数全体を母数としたときの通級指導を受けている児童生徒が在籍する学校の割合は、公立小学校80.2%、公立中学校55.2%、公立高等学校13.6%だった。
障害種別では、注意欠陥多動性障害(ADHD)5万872人、言語障害5万864人、自閉症4万8,116人、学習障害(LD)4万5,593人、情緒障害3万2,495人の順に多かった。
実施形態別では、通っている学校の通級指導教室に通う「自校通級」15万1,335人、近隣の学校の通級指導教室に通う「他校通級」4万6,300人、学校に巡回する教員から指導を受ける「巡回指導」3万2,770人だった。









