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神戸市、平日も含めた部活動の地域展開「コベカツ」9月開始

 神戸市は、少子化や教員不足による部活動の課題に対応するため、独自の地域クラブ活動「KOBE◆KATSU(コベカツ)」を2026年9月から開始する。全国初の条例を制定し10億円規模の基金を設置。1,000を超えるの多様な選択肢を設け、政令市初の平日も含めた部活動を推進する。

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KOBE◆KATSU
  • KOBE◆KATSU
  • 中学校部活動の地域移行に関するアンケート結果
  • ダンスや料理、ニュースポーツなど1,000超の多様な選択肢を用意
  • コベカツ会費 月1,500円補助へ

 神戸市は、少子化や教員不足による部活動の課題に対応するため、独自の地域クラブ活動「KOBE◆KATSU(コベカツ)」を2026年9月から開始する。全国初の条例を制定し10億円規模の基金を設置。1,000を超えるの多様な選択肢を設け、政令市初の平日も含めた部活動を推進する。

 全国的な少子化や教員不足により、中学校の部活動を従来通り学校単位で維持することが困難になっている。国は2019年に部活動を地域単位の取組みへ移行する方向性を示し、2031年度までの休日における地域展開の実現などを目指している。

 こうした中、神戸市は子供たちが主体的に活動を選択できる機会を増やすため、地域クラブ活動「コベカツ」の開始を決定した。休日だけでなく、平日も含めた展開は、政令市初の取組みで、2025年1月以降に実施した3回の活動団体募集では、現在の中学校の部活動数とほぼ同数の1,000を超える団体が登録された。

 コベカツでは、既存の部活動で需要の高い種目を確保しつつ、子供たちへのアンケートで人気のあったダンスや料理、フライングディスクやモルックなどのニュースポーツ、神戸の地域特性を生かした野外活動や農業など、多様な活動を提供する。これにより、チームの人数不足や学校間の格差といった課題を解消し、多様化する生徒や保護者のニーズに応えることを目指す。

 活動の安定性を確保するため、神戸市は全国で初めて部活動の地域展開に関する「神戸市立中学校に係る地域クラブ活動の推進に関する条例」を制定。市や教育委員会、学校、活動団体の役割を明確にし、公的な位置付けを定めた。さらに、複数年にわたる安定的な財源として、10億円規模の「コベカツ支援基金」を設置。学校施設のセキュリティ対策や、照明器具、楽器といった備品の維持管理・購入などに充てられ、約20年分の活動を支える想定だ。

 保護者の経済的負担を軽減するための支援策も充実している。コベカツの会費は、おもに中学校施設を活動場所とすることで、平均で月額約3,200円に設定。市は専用の決済・連絡システム「コベカツサポート」を構築し、すべての参加生徒に会費の約半額にあたる月額1,500円分(就学援助世帯は月額3,000円分)のポイントを補助する。保護者はこのポイントを会費の支払いに利用できる。また、万一の事故やケガに備える保険料(生徒1人あたり年額800円)は、市が全額負担する。

 このほか、公共交通が不便な北区、西区の一部エリアでは、タクシーの相乗りによる移動支援の実証事業を全額公費負担で実施する。また、活動団体の管理や保護者・生徒向けの相談窓口として「コベカツクラブ事務局」を設置し、円滑な運営をサポートする。

 今後、7月下旬から体験入会を順次行い、8月上旬には「コベカツサポート」の登録を開始。9月からコベカツが本格的にスタートする。2026年度末ごろには、種目の垣根をこえて交流する「コベカツフェスティバル」の開催も予定している。

《吹野准》

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