Teach For Japan(TFJ)と東京都利島村は、2026年6月3日に事業連携協定を締結した。離島特有の教育課題の解決と、地域特性を生かした公教育モデルの構築が目的。教員研修モデルの開発や、島ならではの最先端の教育モデル開発、地域資源の循環による「共助」の学びの充実などに取り組む方針だ。
利島村は東京都に属する離島で、人口は約300人。離島地域では、教育人材の確保や研修機会、専門人材へのアクセス、子供の学びの選択肢など、構造的な課題を抱えやすい状況にある。
今回の連携協定における取組みの内容は次の4つ。(1)「教師も育つ島」を目指し、教員研修評価と研修転移による人材育成モデルの開発 (2)両者が有する全国および海外のネットワークを活用し、島だからこそできる最先端の教育モデルの開発 (3)企業や地域社会の資源が循環する「共助」による学びの充実に関すること (4)そのほか、両者が必要と認める事項。
利島村長の村山将人氏は、今回の協定について次のようにコメントしている。 「本村では、利島村教育大綱において、『地域とともにある学校づくり』を基本に、島全体で子どもたちの学びを支え、多様な人との関わりの中で豊かな人間性や利島への誇りを育む教育を推進しています。このたびの『認定NPO法人Teach For Japan』との連携協定は、第5次総合計画に掲げる持続可能な地域づくりと人材育成の理念にも通じるものであり、外部人材との交流を通じて、新たな知見や多様な価値観を地域へ取り入れる大きな契機になるものと期待しております。本協定を通じ、子どもたち一人ひとりの可能性を広げるとともに、教職員、地域、行政が相互に学び合いながら、未来を担う人材育成と魅力ある教育環境づくりのさらなる充実につなげてまいります。」
TFJ代表理事の中原健聡氏は、次のように述べている。 「このたび、東京都利島村と連携協力に関する協定を締結できますことを、大変光栄に思います。人口約300人の利島村をはじめ、離島地域では、教育人材の確保や研修機会、専門人材へのアクセス、子どもの学びの選択肢など、構造的な課題を抱えやすい状況があります。一方で、利島村は、そうした課題を『制約』として捉えるのではなく、新たな教育の形を生み出す可能性として捉え、島という固有の環境だからこそ実現できる教育に挑戦されています。Teach For Japanとしても、これまで培ってきた実践知や、全国・海外のネットワークを掛け合わせることで、利島村が目指す『子どもも教師も育つ島』の実現に貢献し、利島から新たな教育モデルを発信していきたいと考えております。利島村の皆さまとともに歩むこれからの挑戦を、心から楽しみにしております。」
TFJは、すべての子供が質の高い教育を受けられる社会の実現を目指し、全国各地の学校や地域と連携しながら教育人材の育成や教育環境の改善に取り組んでいる団体。今回の協定を通じ、離島特有の教育課題解決と、島から発信する新たな教育モデルの構築を進めていくという。







