信州大学と三重大学、岐阜大学、宮崎大学の4大学の医学部・医学系研究科は2026年5月22日、医学研究の質向上を目指し、連携推進協定を締結した。AIを活用し、機密性を保ちながら各大学の医療データを有効活用することで、未解決の臨床課題の発見や若手研究者の育成を支援する。
この連携協定は、日本医療研究開発機構(AMED)の「医学系研究支援プログラム(特色型)」に採択された「セキュアな広域地域横断的データ連携によるデータ駆動型医学系研究創生プログラム(セレンディピティ計画)」を契機に、持続的な医学系研究力の向上に向けた連携を推進するため締結された。
最新のAI技術やセキュリティ技術を活用し、4大学の医学部・医学系研究科が保有する医療データのプライバシーを確保しながら利活用することで、未解決の臨床課題の発見や、若手研究者の発掘・育成を支援する。また、臨床医が研究に専念できるよう、「診療バイアウト制度」を共同で整備し、研究環境の抜本的な改善も図る。
協定期間は2026年5月22日から2028年3月31日まで。4大学が中心となってデータ駆動型基盤を構築し、将来的には成果を全国の医療機関や企業へ展開することで、日本の医学研究の発展を目指す。
中核となる「セレンディピティ計画」は、AIやデータサイエンスを活用して臨床研究のプロセスを最適化し、重要な医療課題の迅速な解決を目指す取組み。2025年10月から、信州大学が中心となって進めており、総事業費は3年間で13.8億円にのぼる。








