文部科学省の松本洋平大臣は2026年5月26日の会見で、工業高校の志願倍率低迷に関する日経新聞の調査結果について、特色化・魅力化を加速していくことの必要性や、これまで以上に社会から評価をされ、選ばれる存在となるよう財政面も含めて支援していくとの考えを示した。
工業高校の志願倍率低迷については、日経新聞の調査で明らかになった。同社によると、2026年度の公立高校入試状況において、工業高校の志願倍率が39都道府県で1.0倍を割り込み、5年前と比較しても急降下しているという。
松本大臣は指摘の調査について、「工業高校は日本の優れた技術を生かした、ものづくり産業を担う人材の育成をするとともに、地域社会や経済を支える重要な役割を果たしている」としたうえで、「特色化・魅力化を加速していく必要がある」との認識を示した。
文部科学省では昨年度補正予算において、高校教育改革促進基金を創設。たとえば「工業高校における企業と連携した実社会の課題解決、市場ニーズなどを分析した製品化や販売、次世代に必要とされるAIやロボティクスの学習など、都道府県における先導的な学びのあり方を構築するパイロットケースの創出に取り組む」としているという。
また、「工業高校などの専門高校の魅力を広く社会に発信するため、昨年度から専用のInstagramや、実習動画などを集めたホームページを新たに開設。積極的な情報発信に努めている」とし、「工業高校などの専門高校がこれまで以上に社会から評価をされ、選ばれる存在となるよう、各都道府県の取組みに伴走し、財政面も含め支援をしていくことができるように取り組んでいきたい」との考えを示した。







