静岡大学浜松キャンパス(工学部・情報学部・電子工学研究所)と浜松医科大学医学部および光医学総合研究所は2025年11月10日、部局間包括協定を締結した。教育・研究等の機能強化と事業の発展を目指し、連携・協力していく。
「自由啓発・未来創成」の理念のもと、総合大学として地域の豊かな自然と文化に対する敬愛の念をもち、人材の育成をとおして、人類の未来と地域社会の発展に貢献することを目指している静岡大学。浜松キャンパスには工学部、情報学部、電子工学研究所などを設置する。
一方の浜松医科大学では、医学・看護学の教育や研究を担う機関として、高度の知識・技術・豊かな人間性を身に付けた臨床医、医学研究者等を養成し、地域医学・医療の中核的役割を果たし、人類の健康増進並びに福祉に貢献することを使命としている。
今回、静岡大学浜松キャンパスの3部局(工学部・情報学部・電子工学研究所)と、浜松医科大学の医学部および光医学総合研究所は、双方の教育・研究等の機能強化および事業の発展を目指して連携・協力することに同意。静岡大学工学部と情報学部は浜松医科大学医学部と、静岡大学電子工学研究所は浜松医科大学光医学総合研究所との間で、それぞれに部局間包括協定を締結した。
協定締結について、浜松医科大学の渡邉学長は、医学部の学生にとって、工学や情報の知識や技術に触れること、また工学部や情報学部の学生にとって医学領域に触れることは、将来の新たな発想や研究の芽を生むきっかけとなりうることから、今回の取組みが「地域社会の課題解決に寄与し、未来を担う人材育成の新たなステップとなることを期待しております」とコメント。また、光医学総合研究所の尾内所長は「ものづくりの電研の知と医学検証の光総研の知を、若手研究者が新しい発想を生む糧として吸収し発展させてほしいと願っております」と話した。









