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横浜市立大とハノイ医科大が協定締結、遠隔医療・脳外科領域で人材交流

 横浜市立大学は2025年11月5日、ベトナムのハノイ医科大学と、遠隔医療・救急医療・脳外科領域を中心に人材・研究交流等を推進することを目的としたMOU(覚書)を締結したと発表した。医療分野における国際的な連携がさらに強化される。

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左より、訪問団代表Tran Huy Thinh (トラン・フイ・ティン)先生、宮城悦子副学長
  • 左より、訪問団代表Tran Huy Thinh (トラン・フイ・ティン)先生、宮城悦子副学長

 横浜市立大学は2025年11月5日、ベトナムのハノイ医科大学と、遠隔医療・救急医療・脳外科領域を中心に人材・研究交流等を推進することを目的としたMOU(覚書)を締結したと発表した。医療分野における国際的な連携がさらに強化される。

 両大学は、横浜市立大学教員がハノイ医科大学への訪問・視察を契機に、日越の医療関係者による交流機会の創出を目的とした調査研究を実施し、関係を築いてきた。

 今回のMOU(Memorandum of Understanding:覚書)は、横浜市立大学の医療分野における研究活動の国際展開および連携強化に資するものであり、大学間の組織的な協力と人材交流を通じて、両大学の発展と国際医療の向上に貢献していく。

 MOU締結記念セレモニーは2025年11月4日午後3時30分から、横浜市立大学福浦キャンパスのオープンイノベーションラボで開催された。

 協力・連携内容は次の5項目。(1)教員および研究者の交流、(2)遠隔医療・遠隔ICU・救急医療などの教育および研究に関連する情報と資料の交換、(3)国際的な研究および教育活動における協力、(4)相互に有益と認められるその他の活動、(5)上記に関連する広報活動。

 ハノイ医科大学は、ベトナム社会主義共和国の首都ハノイに1902年に創立された国立の医科大学。2007年には、ベトナム初の大学附属病院「ハノイ医科大学病院」を開院している。

 今回の協定により、両大学の医療分野における国際的な研究・教育活動がより活発化することが期待される。

《吹野准》

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