旺文社教育情報センターは2026年6月26日、「日本の大学数 2026年度は796校」を公表した。2026年度の大学数は統合と学生募集停止により3校減少したものの、6校新設されたため、前年度から3校増加し796校となった。
集計対象は、2026年度に学生募集を行った大学。募集停止中の大学や新設認可申請中の大学、大学院大学、短期大学、専門職短期大学、外国大学の日本校は含まない。一方、防衛医科大学校や気象大学校など、文部科学省の所管外でも学士を取得できる大学校は集計に含めた。データは、旺文社の「螢雪時代」4月・8月臨時増刊と文部科学省資料をもとにしている。
2026年度に新設されたのは、コー・イノベーション大学、大阪医療大学、西日本看護医療大学、福岡国際音楽大学、武雄アジア大学、開志創造大学の6校。開志創造大学は、大学院大学が通信制の学部を新設した。
一方、学習院女子大学は学習院大学に統合。名古屋柳城女子大学と京都ノートルダム女子大学は学生募集を停止した。日本の大学数は増加傾向が続く中、2025年度に減少したが、2026年度は再び増加に転じた。
設置者別では、国立大学が81校で全体の10.2%、公立大学が96校で12.1%、私立大学が593校で74.5%。このほか、公立専門職大学が3校、私立専門職大学が16校、文部科学省所管外の大学校が7校となっている。私立大学と私立専門職大学をあわせると609校で、全体の76.5%を占めた。東北公益文科大学は2026年度、設置者変更により私立大学から公立大学となった。
全国の学部数は2,667、学科数は5,249。学部数は前年度より増えた一方、学科数は減少した。旺文社教育情報センターは、学科数減少の要因の1つとして、幅広い学びを目的とした工学部の大括り化をあげる。北見工業大学や信州大学、山口大学、九州工業大学で大括り化をともなう改組が行われた。
学問分野別の学科数は、「経営学・経営情報学・商学・会計学」が536で最多。ついで「社会学・観光学・メディア学」392、「医療・保健学」366、「国際関係学・国際文化学」347、「情報工学」339、「語学」338となった。2023年度との比較では、「数学・情報科学」が39増、「経営学・経営情報学・商学・会計学」が27増、「情報工学」が26増となり、情報系学科の増設が目立つ。
国立大学は理工農系や教員養成系、公立大学は看護・医療系、私立大学は経営学系や社会学系の学科が多い。エリア別では、全国6エリアのうち、関西を除く5エリアで「経営学・経営情報学・商学・会計学」の学科数が最多だった。旺文社教育情報センターは、理工系学部・学科の新設が続く一方、学生確保が容易ではない中で、大学新設と募集停止、統廃合の動きが併存していると分析している。









