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高知大・須崎市・CoIUが連携協定、地域課題に挑む「共創型人材」育成へ

 Co-Innovation University(CoIU)は2026年8月3日、高知大学および高知県須崎市と包括的連携協力に関する協定を締結した。3者がもつ教育資源や地域フィールドを掛け合わせ、地域課題に向き合いながら新たな価値を生み出す「共創型人材」の育成を目指す。

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高知大学・須崎市・CoIUが連携
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  • 全国の地域を舞台にした実践フィールド
  • 高知から、学の未来を共につくる

 Co-Innovation University(CoIU)は2026年8月3日、高知大学および高知県須崎市と包括的連携協力に関する協定を締結した。3者がもつ教育資源や地域フィールドを掛け合わせ、地域課題に向き合いながら新たな価値を生み出す「共創型人材」の育成を目指す。

 今回の協定は、2015年1月22日に連携協定を締結している高知大学と須崎市にCoIUが加わる形で実現したもの。大学間連携と地域連携を一体化し、大学で得た知識を地域で実践し、地域で得た経験や課題を教育・研究へ還元する循環の構築を目指す。

 高知大学はこれまで、PBL(課題解決型学習)などを通じて教育と地域での実践を結び付けてきたほか、希望創発センターが主宰する「希望創発研究会」や、リカレント教育プログラム「OTOYO事業」など、学生や社会人が立場を越えて学び合う機会を提供している。

 一方、2026年4月に開学したCoIUは、「共に文明を問い、未来を共創する。」を建学の理念に掲げ、地域や企業を学びのフィールドとする実践型教育を展開している。2年次の必修科目「ボンディングシップ」では、学生が全国16地域に広がるサテライトキャンパス予定地に滞在し、多様な人々との交流を通じて地域や社会の課題に向き合う。

 須崎市では、豊かな海洋資源や水産業などの地域産業に加え、「海のまちプロジェクト」をはじめとする地域の未来を考える取組みを進めている。市内企業や団体とも連携しながら、学生や社会人の学びと挑戦を地域全体で受け入れる環境づくりを推進している。

 協定では、学生・社会人が相互に学び合う教育プログラムの展開のほか、須崎市を「まちまるごとサテライトキャンパス」として活用する取組みや、地域課題をテーマとした共同プロジェクトや共同研究の推進、高知と全国を結ぶ共創ネットワークの形成などに取り組む。

 具体的には、高知大学の教育・研究プログラムと、CoIUの「ボンディングシップ」をはじめとする実践型教育を接続し、両大学の学生や社会人が共に学ぶ機会を創出する。また、須崎市を学生や社会人が滞在しながら学び、実践するフィールドとして位置付け、水産業や地域企業・団体と連携したプロジェクトを展開する。

 さらに、両大学の教育・研究資源と須崎市の地域資源を生かしたカリキュラムや共同研究の開発、学生による共創プロジェクトへの支援なども検討する。高知大学と須崎市が築いてきた地域ネットワークに、CoIUが全国展開するサテライトキャンパスや企業コミュニティをつなぎ、多様な主体が関わる共創コミュニティの形成を目指す。

 高知大学の受田浩之学長は、本協定について「本学が培ってきた地域協働による知見とCoIUの実践的な共創教育を結び付けるもの」とし、教育・研究と地域実践の好循環を生み出し、高知から全国へ広がる共創ネットワークの形成に期待を寄せた。

 須崎市の楠瀬耕作市長は、同市を「まちまるごとサテライトキャンパス」として多様な人々を受け入れる環境を整え、大学の知と地域の挑戦が循環する新たな価値創造のモデルを築いていく考えを示した。

 また、CoIUの井上博成理事長は、3者の連携により「これまでになかった学びと挑戦がはじまる」とコメント。地域の人々とともに問いに向き合い、共に未来を創る輪を育んでいくとしている。

 同協定を起点に、学生や社会人が大学や地域の枠を越えて交流し、それぞれの知見や経験を持ち寄ることで、新たな挑戦が生まれる土壌づくりを進める。3者は継続的な連携を通じて、学びの成果を地域の未来へ還元する関係構築を目指す。

《風巻塔子》

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