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CoIU、全国8校と高大連携協定を締結…探究支援プログラムや奨学金付入試制度

 2026年4月に岐阜県飛騨市で開学したCo-Innovation University(コー・イノベーション大学、以下CoIU)を運営するCoIUは、2026年6月5日に全国の高等学校8校と「高大接続連携協定」を締結した。

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全国の高等学校8校と「高大接続連携協定」を締結
  • 全国の高等学校8校と「高大接続連携協定」を締結
  • 高大接続協定校8校
  • CoIUの教育理念や学びの特徴について説明する高大接続説明会
  • 全国から集まった1期生を迎えたCoIU入学式
  • 出身地域と高校
  • CoIU1期生たちの授業風景
  • Co-Innovation University髙木朗義学長

 2026年4月に岐阜県飛騨市で開学したCo-Innovation University(コー・イノベーション大学、以下CoIU)を運営するCoIUは、2026年6月5日に全国の高等学校8校と「高大接続連携協定」を締結した。高校と大学が継続的に連携しながら、生徒ひとりひとりの「問い」を育み、探究的な学びを共に実践していくことを目的としている。

 協定を締結した高校は、(1)土佐塾高等学校(高知県)(2)横浜創英高等学校(神奈川県)(3)ドルトン東京学園高等部(東京都)(4)FC今治高等学校里山校(愛媛県)(5)名古屋経済大学市邨高等学校(愛知県)(6)麗澤瑞浪高等学校(岐阜県)(7)宮崎県立飯野高等学校(宮崎県)(8)隠岐島前高等学校(島根県)。

 協定締結日には、各校の教員を対象とした説明会・高大接続協定式をCoIUの飛騨キャンパスにて開催した。実際の授業見学や1期生との対話に加え、Co-Innovation Ecosystem共同代表理事/CoIU特別顧問の宮田裕章氏とCoIU学長の髙木朗義氏による対談・大学説明も実施された。

 協定校との連携内容は大きく4つで、(1)探究支援プログラムの提供、CoIU独自の宿泊型探究支援プログラムを高校向けに提供する。プログラムは「問いを育てるフィールドワーク型」「社会実装型」「対話型」の3種類。高校内の探究活動だけでは得られない学びの機会を、高大接続校との対話を通じてプログラム化し、その学びを再び高校へ持ち帰って探究を深化・発展させる循環を生み出すことを目指す。

(2)高校生の大学訪問・授業体験、協定校の生徒はCoIU飛騨キャンパスを訪問し、実際の授業見学、オフィスアワー体験、学生との対話、地域フィールドワークなどを体験できる。「大学を知る」だけでなく、「どのように学ぶか」を体感する機会を創出する。

(3)高大接続入試制度との連携、協定校の生徒には、限定の奨学金をともなう「高大接続入試(総合型選抜)」の受験機会が提供される。探究活動や対話、挑戦のプロセスを重視し、生徒ひとりひとりの問いや意思を丁寧に見る入試制度として運用する。

(4)協定校同士のネットワーク形成、複数の協定校が連携しながら、探究プログラムの共同開発、教員向け研修、学校横断型プロジェクト、生徒同士の交流なども検討していく。地域や学校の枠を越えた「共創の学びのネットワーク」の形成を目指す。

 2026年4月に開学したCoIUには、全国15都府県から1期生50名が入学した。多様なバックグラウンドや価値観をもつ人材が交わることを重視し、自ら問いをもって学びに向きあう意思をもつ志願者が集まった。授業では「理論・対話・実践」を往還しながら自らの問いを深める学びが行われており、飛騨の地域をフィールドに地域住民や企業、自治体と対話を重ねながら学ぶ取組みが進んでいる。

 土佐塾高等学校校長の草鹿広氏は「CoIUが実践する新しい学びの在り方は、本校が大切にしている"自ら問いを立て、学び続ける力"と非常に親和性の高いものだと感じています。『理論・対話・実践』を往還しながら、自らの問いを深めることで得られる気付きは、これからの社会において、自らが思い描いた未来の創造にしっかりと繋がっていくことでしょう。この度の連携を通じて、それぞれの生徒同士、そして地域・社会との結びつきにより、新たな触発からのイノベーションが生まれることを楽しみにしております」とコメントしている。

 横浜創英副校長の大森慶子氏は「本校では『自律・対話・創造』~生徒が自ら考え行動し、多様な価値観をもつ人々との対話を通して対立を乗り越え、仲間とともに新たな価値を創り出すこと~を大切にしています。CoIUが掲げる『共創する力』と『問いを立てる力』の育成は、こうした本校の教育理念と深く重なります。今回の連携を通じて、生徒たちが地域や社会の現場に触れながら視野を広げ、生徒たちが自分らしい夢や志を見つけるきっかけになることを願っています」とコメント。

 ドルトン東京学園高等部校長の安居長敏氏は「本校では日常から、生徒たちが自ら問いをもち、自分のモノサシで学びを紡いでいます。正解を求めるだけでなく、多様な他者との対話や協働を重ねながら、自分なりの答えを探究する。そのような学びを大切にしてきました。CoIUが掲げる『問いからはじまる学び』には強い親和性を感じています。今回の連携が、大学との接続にとどまらず、それぞれの地域で新しい教育に挑戦している全国の協定校との間に新たな学びの往還を生み、ともに未来の学びを創っていく機会になることを期待しています」とコメントしている。

 FC今治高校里山校校長の辻正太氏は「CoIUとの出会いは、単なる高大接続にとどまらず、これからの教育を共につくる仲間との出会いでもありました。AI時代に求められるのは、1人で正解を導く力ではなく、多様な人と対話しながら問いを深め、共に未来を構想する力です。今回の連携を通じて、生徒たちが全国の志ある仲間や地域社会とつながりながら、自分らしい学びと挑戦を広げていくことを期待しています」とコメントしている。

 名古屋経済大学市邨高等学校校長の若山和彦氏は「本校は、『生徒ひとりひとりが自ら問いを立て、他者と協働しながら、社会に新たな価値を生み出す力を育む』ことを大切にしています。CoIUが掲げる『理論と対話と実践』は、本校が推進する市邨メソッドと高い親和性をもち、生徒の探究心や主体性、社会と関わるマインドを育てるうえで不可欠な理念であると考えています。今回の連携協定を通じて、生徒が学校を越えて学び、未来を切り拓く機会がさらに広がることを期待しています。そしてCoIUの理念が、本校だけでなく全国の高校へと広がっていくことを願っています」とコメント。

 麗澤瑞浪高等学校校長の藤田知則氏は「本校は、『知徳一体』の教育を基本理念とし、他者と深く関わらなくても生きていける時代にこそ、誰かと共に生きられる強い心を育てることを大切にしています。CoIUが掲げる『問いからはじまる学び』は、他者や社会との関わりの中で問いを深めていく点において、本校の教育と高い親和性をもつものです。今回の連携を通じて、生徒たちが多様な人々との出会いや地域社会での実践を重ね、視野を広げながら、自ら未来を創る力を育み、社会に貢献する人材へと成長していくことを期待しています」とコメントしている。

 宮崎県立飯野高等学校キャリア支援部長の梅北瑞輝氏は「本校では『グローカルヒーローの育成』を掲げ、宮崎県えびの市という地域を舞台に、生徒が自ら問いを立て、地域・社会とつながる探究活動を積み重ねてきました。CoIUが体現する『問いを起点とした学び』や『理論・対話・実践の往還』は、私たちが目指す教育の姿と深く重なるものです。今回の覚書締結を機に、高校・大学・地域の垣根を越えた共創の学びを育み、生徒ひとりひとりの可能性を広げてまいります」とコメント。

 隠岐島前高等学校校長の伊藤尚子氏は「"自ら問いをもち、社会と向きあう"という教育理念はまさに現在の教育に求められているところです。問いをもち続けながら、多様な他者と協働して学びを深めつつ、ひとりひとりの個性を伸ばしていくことを期待しています」とコメントしている。

《風巻塔子》

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