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慶應大×あずさ監査法人、大学連携協定を締結…スタートアップ支援強化

 2025年10月7日、慶應義塾大学とあずさ監査法人は、大学発スタートアップの創出および成長支援に関する協定を締結した。この協定は、あずさ監査法人として初めての大学連携協定であり、慶應義塾の教育・研究成果を社会に実装することを目的としている。

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 2025年10月7日、慶應義塾大学とあずさ監査法人は、大学発スタートアップの創出および成長支援に関する協定を締結した。この協定は、あずさ監査法人として初めての大学連携協定であり、慶應義塾の教育・研究成果を社会に実装することを目的としている。これにより、同大学の研究成果を基にした新たなスタートアップの創出が期待されている。

 今回の協定は、慶應義塾大学が掲げる社会貢献とイノベーション推進をさらに強化するものである。特に、同大学はディープテックスタートアップの育成に力を入れており、社会課題の解決に貢献することを目指す。これにより、持続可能なイノベーション・エコシステムの活性化やスタートアップ・エコシステムの形成が進むことが見込まれている。

 あずさ監査法人は、これまで企業向けに提供してきた専門知識やグローバルネットワークを活用し、大学発スタートアップに対しても事業化の伴走支援を行う。この支援は、スタートアップ創出の新たな取組みとして注目されており、研究成果の事業化や資金調達、事業計画策定など、多面的な支援を行う。

 慶應義塾大学は2018年にイノベーション推進本部を設立し、ディープテックスタートアップの創出と育成を支援するプログラムを展開してきた。2023年には「慶應スタートアップインキュベーションプログラム(KSIP)」を開設し、実践的な伴走支援を行っている。このプログラムでは、同大学の研究成果をもとにした高成長ポテンシャルをもつスタートアップの輩出を目指している。

 あずさ監査法人は、革新的な技術やビジネスモデルをもつ企業や起業家と共に、持続可能な社会の実現を目指しており、大学発スタートアップの成長を支えることで社会的影響力を高めていく方針である。

 両者はこの協定を通じて、それぞれのもつ強みを最大限に生かし、社会課題の解決とイノベーション創出を推進していくことで、共に持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指している。

《風巻塔子》

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